第七千五百八十九話 名前も出さない方が
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第七千五百八十九話 名前も出さない方が
ポーランドは日本の怨霊についての説明と自分で調べたことからあることに気付きました、その気付いたことはといいますと。
「めちゃ強い怨念持ってる人達の名前は出さへんね」
「はい、出すとです」
何時になく真剣なお顔の日本でした。
「それだけで、です」
「祟るんやね」
「そう思うからです」
だからだというのです。
「私も出しません」
「そやねんね」
「あまりにも怨念が強い方々は」
それこそというのです。
「誰よりも慎重かつ厳重にお祀りして」
「怨念を鎮めますか」
リトアニアも言います。
「そうして出来るだけですね」
「触れないでいます」
「触らぬ神にですね」
「そうです、ですから」
その為にというのです。
日本はそうした人達の名前は出しません、あまりにも強い怨念はそれだけ恐ろしいものだからなのです。
第七千五百八十九話 完
2019・2・17
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