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カルディア侯爵の挑戦状
戦闘…後…?

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アリシエの深緑色の瞳。近衛兵に入ってからますますがたいも良くなりついにカルディア侯爵よりも少し上ぐらいの背丈になった。
「はぁっ!」
溜めて一気に距離を縮めるアリシエに手を強化する。強化すると言っても氷でアーマーを作る。続いて呪文で氷の剣を作り尖がないように注意して作る。
そのまま二つの剣で弾くようにアリシエの重みのある剣ごとアリシエを飛ばす。
少しドヤ顔をしてしまうも眼鏡をぐいっと直した。
〔昔とあんまり変わってないね。〕
そう言い放ち、足にもアーマーを作る。その間にアリシエは木刀を日本作って3本の剣を作る。私を切り刻もうとするその3本の刀から逃げるようにヒールで地面を鳴らし飛ぶ。軽やかに空中で宙返りをする。その間に魔法で氷の粒を使いきりを飛ばしてアリシエにだけ姿が見えないように工夫する。
『どこ見てんだアリシエ!』
野次馬が飛ぶもアリシエは私が見えていない。そのまま背後に立ちすぐさま首に両剣を構える。
〔降参は?〕
あたりがシーンと静まる。アリシエの喉がなる。
「ま…参りました。」
その声と共にみんながが一斉にわぁっと盛り上がる。
〔たてる?〕
私は、腰を抜かすアリシエに魔法をといた素手の手を差し伸べる。アリシエはかなわないな。と言い手を取って立ち上がった。その時だった。助けた方の手にかすかだがピキッと音を立てた。
「どうかしたのかコーテリア。」
アリシエは気づいていない。今なんでもないといえばバレる可能性が高くなるのでルーティアに言ってもらうはずだったものを自分が言うしかないだろう。
〔話があるんだ。後で、呼び出されてくれない?〕
爽やかな汗にニンマリと笑う私。きっとバレないだろうと信じて嘯く私はドギマギしていた。
「…?あぁ、いいけど…?」
〔ありがとう。また。〕
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