技術解説
MS、MAの冷却問題A
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熱問題??
前述したとおり、宇宙空間では機体の冷却が難しいため、光を反射しにくい黒系や濃い色は宇宙用には向いていない(旧世紀の宇宙服が白で統一されているのにはこうした理由がある)。だが組織や個人のイメージ・カラー、隠匿性の確保などの理由で、あえて濃い色を採用するケースもある。
??特殊な冷却方法??
第五世代MSに代表される小型MSは、表面積が小さいために充分な冷却性能を発揮できないといわれる。その中でも「フォーミュラー計画」で開発されたF91は、腹部ラジエーターや肩部放熱板、頭部の解放機構などを徹底した熱対策が採用されている。これは機体の管制を司るバイオ・コンピューターが熱に弱いことが原因と考えられる。
■バイオ・コンピューターと冷却問題
バイコンピューターは、神経組織を燃した構造が熱に対して脆弱であるという欠点を持つ。F90Uでは試験的にバイオ・コンピューターを採用すると共に、腹部に巨大なラジエーターを搭載していた。
■リミッター解除と「分身」
F91はニュータイプ級のパイロットが登場した場合、バイオ・コンピューターのリミッターが解除される。しかし、その場合、機体もオーバーロード状態となる。この際、熱を帯びたと塗装膜を剥離することで機体を冷却、バイオ・コンピューターを保護する。この剥離した塗料は「質量を持った残像」としてその場に残り、敵機のセンサーや視覚を欺く「分身」として機能する。
??超巨大砲の冷却機構??
艦隊や都市レベルのターゲットを攻撃するソーラ・レイやコロニー・レーザーは、出力や宇宙という運用環境の都合上、発生した熱の処理が問題となるため連射が難しい。ソーラ・システムのように使い捨てに近い兵器もあるが、たいていは内蔵または外装式の冷却ガスや冷却液によって強制冷却が行われる。ジオン公国軍の超大型核融合プラズマ・ガン、QCX-76A(ヨルムンガンド)は砲本体と外部に冷却装置が設置されており、連続射撃が可能だった。
■ヨルムンガンドの冷却方法
砲身は冷却フィン、燃焼区画とブーストインジェクターは冷却パネル空送られた液体金属で冷却される。帯熱した液体金属は冷却パネルへと戻り、放射により放熱。再び各部へと循環される。
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