真なる目的、嵌められたエレナ
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ルムと戦おうとするエレナ
そして二人が戦おうとしたその時
ヨナルデ「!。ガルム、撤退じゃ! 」
ヨナルデから撤退命令が出た。
ガルム「ちっ!あばよ人間! 」
バリィンッ!!
バババッ!!
エレナ「あっ!? 」
ヨナルデと黒装束達が窓を壊して撤退した。
魔法教皇「やれやれ、エレナがいてくれたおかげで命拾いしたわい 」
エレナ「(おかしい。悪魔族の狙いがお爺様の殺害ならば撤退する必要はないはず、何か意味が…) 」
エレナが考えていたその直後
ダダダッ!!
衛兵達『教皇様、ご無事でございますか!! 』
他の場所の警備をしている多くの衛兵達が部屋に入ってきた。
エレナ「あなた達、警備をほったらかしにして何をしてるのです! 」
すると
衛兵「えっ?デビバットの奴が『悪魔族が教皇様の命を狙いに来たから駆けつけてやれ!』と言うものですから警備をデビバットに任せて駆けつけましたけど 」
この言葉を聞いた瞬間
エレナ「しまった!? 」
エレナの脳内に最悪の展開が浮かび上がった。
一方その頃
悪魔界ヨナルデの屋敷にて
ヨナルデ「待っておったぞデビバット 」
先に屋敷へ帰還したヨナルデ達は
デビバット「待たせたなヨナルデ 」
バァンッ!!
デビバットが帰還するのを待っていたのだ。
その理由は…
ヨナルデ「例の物は? 」
デビバット「バッチリだぜ 」
スッ!
そう言うデビバットはヨナルデに妙な壺を渡した。
実はこの壺『エンドレスの壺』という魔法アイテムで中に入れられると中から出られず、入れられる前の恐怖を何度も繰り返され精神崩壊してしまう壺である。
この壺は魔封館という建物に入れられていたのだが今回の混乱の隙にデビバットが盗み出したのだ。
そう。魔法教皇の殺害は建前で本音は壺を盗むことである。
デビバット「まさかヨナルデ、中にいるルシファー様を復活させようってか 」
中には悪魔族のナンバー2であり、大悪魔神サタンの息子であるルシファーが入れられていた。
ヨナルデ「馬鹿か、今更ルシファーを出したところで精神が崩壊して使い物にならんわい。我輩が興味あるのはこの壺の魔力じゃ 」
デビバット「魔力? 」
ヨナルデ「この壺の回りにはルシファーの魔力が込められておる。そしてサタンの魔力を奪い取ればこいつが覚醒する! 」
バァンッ!!
そう言うヨナルデはガルム達が入れられ、一つ残っていたカプセルを見つめるのだった。
デビバット「サタン様の魔力ってことは!? 」
ヨナルデ「あぁ、サタンに取りつかれていた北郷一刀、奴を拐うしかない! 」
ヨナルデ達は次なる獲物を一刀に決めるのだった。
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