第七千五百八十六話 英霊は多いのに
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第七千五百八十六話 英霊は多いのに
イギリスはグラウンドにいる愛媛弁を喋るお爺さんを見て大阪に言いました。勿論阪神のユニフォームを着ています。
「あの服昭和四十年代の阪神のユニフォームだよな」
「あの人当時の監督でした」
大阪はイギリスに答えました。
「巨人の監督もしてましたけど」
「阪神の監督もしてたんだな」
「それで今はです」
大阪もその人を見つつお話します。
「甲子園で阪神を守ってくれてます」
「立派な人だな」
「他の人達もいるな」
フランスも見て言います。
「背番号で言うと十、十一の人以外にもな」
「はい、英霊の人めっちゃ多いですね」
「どの人からも凄い猛虎愛を感じてな」
そうしてです。
「力も強いのにな」
「それでもですわ」
「マモノ達が強過ぎるんだよ」
「その結果ですわ」
「ああ、阪神は勝てないんだよ」
多くの強い英霊達をも凌駕する怨念、その強さは半端ではありません。それで阪神を苦しめ続けているのです。
第七千五百八十六話 完
2019・2・14
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