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『魔術? そんなことより筋肉だ!』
IF もしも他のサーヴァント達が復活したら? あと死人無し(臓現などは例外)
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の図?

 アーチャーは、頭痛のあまりに屋根の上で黄昏れながら、士郎の令呪からのパスを通じてイヤでも入ってくる情報に、いっそ狂ってしまいたかった。きっと今なら、バーサーカークラスで召喚できそうなぐらい、気を狂わせたい。

 そんな時、家のチャイムが鳴った。
 見ると、お皿の束を持った葛木と、葛木の後ろでガタガタ震えているキャスター(私服)がいた。
「宗一郎様…、宗一郎様ぁ…、どうしても来なきゃいけなかったんですか?」
「いつもおかずを持ってきて貰っているので、皿を返しに来ただけだ。」
「でも宗一郎様…! アイツ(士郎)、絶対目的はおかずのお裾分けじゃなくって、私の魔術の攻撃だと思うのです!」
「そうだとしても、衛宮からのお裾分けはありがたい。」
「そうですけど…。」
「なんだ…。皿を返しに来ただけなら、玄関先にでも置いていけばいいだろ。」
「アーチャー!」
 アーチャーが玄関先に飛び降りた。
「手土産あるのでな。」
「わざわざすまんな。」
「さ、さあ! もう用事も済ませましたし、帰りましょう!」
「いや、まだ衛宮に挨拶をしていない。」
「いやですぅううううう!」
「お前はここにいろ。」
「宗一郎様! 置いていかないでぇぇぇ!」

「何の騒ぎだよ?」

「いやああああああ!!」
「そして、会っていきなり悲鳴かよ。キャスターか。」
「衛宮。いつもすまない。皿を返しに来た。」
「あっ、そうなのか? ありがとうございます。」
「あと、手土産も持ってきた。」
「焼き菓子だ。」
 アーチャーがさっき受け取ったケーキ箱に入った物を見て言った。
「わざわざどうも。なんだったら、夕飯食べて行きます? 空豆が安売りしてて、大量にあるんですよ。今日は、空豆パーティー。」
「ふむ…。ならごちそうになろうか。」
「宗一郎さまあああああああああああああ!!」

「うるさいわねぇ、おばさん。」
 そこへ、バーサーカーと共に、衛宮家に遊びに来ていたイリヤがやってきた。
「おば…、い、イヤアァァァ! 筋肉ダルマぁぁぁぁ!!」
「私のヘラクレスになんてこと言うの? ねえ、シロウ、酷いよこのおばさん。」
「おばさん言うな!」
 怒られても動じないイリヤに、キャスターがギャイギャイ怒った。
「ひでぇな、坊主! 俺も誘えよ! ビール買ってくるのに!」
「じゃあ、ランサーも食ってけよ。」
「よっしゃあ!」
「ふん、駄犬が。」
「ギルガメッシュはどうする?」
「豆ごときで動く我ではないが、たまには良いだろう。味わってやる。せいぜい王の舌を満足させる品を用意せよ。」
「んじゃ、決まりだな。」

「なーによ、なんかいつも以上に
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