SS17 士郎の魔力による変化?
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「士郎特製の…筋肉増強食(?)…、美味しそうでしたね。」
「セイバー…、お願いだからそういうことに興味持たないで…。」
「味は保証できますよ?」
「食べたの!?」
「というか…、あの食事、私と先輩がレシピを考えて作ったから。味見はしてますよ?」
「あ、そういうことね…。っていうか、どこに売り出すつもりだったのよ?」
「文化祭で出そうかと…。」
「却下。」
「先生にも却下されました…。どうしてなのかなぁ?」
桜が不思議そうに首を傾げる姿に、凛は、ゲンナリしながら、グロッキー状態で突っ伏しているアーチャーとランサーを見た。
「味は…いいんだよ…味は…。」
ランサーがボソボソと言った。
「けどな……。俺達サーヴァントってのは、座から投影されたもんなんだよ…。だから記憶だけは持ち帰れても、鍛えた分は持ち帰れねぇよ…。」
「えっ、そうなの? なんでそのことを早く言わないんですか?」
「いや…、言おうと思ったんだが…、聞かなくて…。」
「まあ、アイツ(士郎)は、筋肉がらみのことになると話を聞かないところがあるものね。」
「嬢ちゃんは知ってたろ…。なんで言わない?」
「だって、面白そうだったんだもの。」
「彼奴め…。筋肉はすべてを裏切らないだと…! 私の過去も知らぬくせに…!」
突っ伏していたアーチャーが起き上がって、机に脚を乗せて叫んだ。
「アレが、俺と同一人物なだとと、認めんぞおおおおおおおおおおお!!」
「でも、どう否定したって、別時空の同一人物なんでしょ?」
「認めんと言ったら認めん!!」
「あー、あー。うるさいうるさい。シローーウ。コイツ精神的にも軟弱っぽいわよ。」
「ハッ!?」
「アーチャー…。」
アーチャーの背後から、肩にポンッと士郎の手が置かれた。
アーチャーが、ドッと汗をかいた。
「そうかそうか。おまえに足りないのは、筋肉のみならず、精神的な面での修行だったか…。」
「いや…その……コレは…ただの…ま、まさ、摩擦…。」
ガタガタ、ガクガクっと震え上がるアーチャー。しかし士郎は、後ろでニッコリと笑う。
「飯も食ったし、励もうか?」
「いいいいやぁだああああああああああああああ!!」
「……………………………………………南無。」
アーチャーの悲鳴をBGMに、ランサーが両手を合せた。
***
「それで? いっそ殺せと?」
その後、立ってるライダーの前に座り込んで、シクシク…っと両手で顔を覆って泣いているアーチャー。
「だって…、だって…、アイツ…きっと俺の記憶を共有しても、無意味だと思うと……。というか、単純に見られたくない…。」
身長180超の男
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