SS15 アーチャーとの一騎打ち
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で分かった。私はお前に勝てんことはないとな。」
「ああ。すげぇ一撃だったぜ。アレは。」
「ならば、私…いや、俺は全てを使い、お前を殺す!!」
「来るか!?」
士郎がリミッター解除をして筋肉を膨張させた。
「I am the bone of my sword.
Steel is my body, and fire is my blood.
I have created over a thousand blades.
Unknown to Death.
Nor known to Life.
Have withstood pain to create many weapons.
Yet, those hands will never hold anything.
So as I pray, unlimited blade works!!」
長い詠唱を行い、そして空間が変わった。
それは、赤土の光景、しかし空に歯車が回る、地平線の彼方まで様々な武器が刺さった奇妙な世界。
「こ、固有結界!?」
「それが、おまえの全力か?」
「これは、私の世界だ。そして、これは同時にお前の世界でもある。」
「俺の?」
「しかし、お前はそれを知ることはない。」
「なに?」
「ここで死ぬのだからな。」
アーチャーが、刺さっている武器を抜いた。
それは、伝説上にしか存在しないはずの武具。
しかし士郎には分かった。それが本物ではないことを。
そして漠然とだが理解した。
この世界は、アーチャーが解析・構築し、そして貯蔵してきた武器が収まった世界なのだと。
アーチャーが動いた。
「ふんっ!」
「確かに貴様の筋肉はあり得ないほどの強度を誇る! だが…。」
アーチャーが次々に武器を手にして攻撃する。
「贋作とはいえ、必ず傷を付ける逸話を持つ武器にどこまで耐えられる!?」
「ぐっ!」
いくつかの武器の攻撃を受けたとき、表面の皮膚が切れた。
「ふ…、いかなる硬度を誇る石といえど、亀裂が入れば脆い!」
アーチャーが口元を釣り上げて笑い、士郎に傷を付けた武器で連続攻撃をした。士郎は腕を組んでガードするが、士郎の身体のあちこちに切り傷ができる。
アーチャー、贋作のゲイボルクを手にし、士郎に向けて投擲した。
士郎はそれを白羽取りで止めた。その隙に接近したアーチャーが、士郎が脇腹に負った傷口を狙った。
「やっぱりな。」
「っ!?」
「筋肉ぅうううう!!」
刃が傷口に刺さった直後、筋肉を固め、刃を筋肉で挟んで止めた。
「で、デタラメな…!」
「捕まえた!」
「ぐっ!」
抜くことも押すことも出来なくなっ
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