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『魔術? そんなことより筋肉だ!』
SS15 アーチャーとの一騎打ち
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ーの傘下に入ったらしいな。ライダーひとりしかいない状況で、どうやって突破する気だ?」
「お前には関係ない話だろ?」
「俺にしてみりゃ、坊主が脱落するのは見てらんねぇの。坊主をぶっ殺すのは俺なんだからな。」
「殺されてやる気はないぞ。」
「いいや。必ず殺すからな。…じゃあな。」
 そう言い残すとランサーは消えた。
「って…ことは、今、キャスターは、教会にいるってことか。」
「そうみたいね。どうする?」
「決まってるだろ? 今度こそぶっ飛ばして、令呪を取り返す。。」
「ええ。そうね。そう言うと思ったわ。」
「でも先輩…怪我は?」
「もう治った。」
 士郎は、ストレッチをした。

 そして一行は、キャスターがいるであろう、言峰教会へ向かった。





***





 言峰教会に来てみると、不気味な静けさがたちこめていた。
「見張りも立ててないなんてね…。」
「とにかく、今のうちに行くぞ。」
「待ってください。」
「どうしたの、ライダー?」
「来ます。」
 その時、教会の屋根の上から何かが飛び降りてきた。
「セイバー!?」
 士郎達の前に、セイバーが飛び降り、剣を向けてきた。
 その顔は、無表情だ。
「どうやら…、令呪の強制力に堕ちてるわね。」
「セイバー…。」
「ライダー…、悪いけど、セイバーの相手をしてくれる? その間に、私達がキャスターから令呪を奪い返すから、それまで頑張って。」
「頼めるか? ライダー。」
「分かりました。」
「桜。頼むわよ。」
「ええ。先輩…、頑張って!」
「行ってくる、桜。」
 凛と士郎が言峰教会に向かって走る。
 それを阻もうとしたセイバーを、ライダーが阻んだ。
「貴女の相手は、私です。」
「……っ…。」
「セイバー。辛いでしょうが、もう少しの辛抱です。」
 セイバーとライダーの戦いが始まった。





***





 凛と士郎が言峰教会の奥へと進む。
 そして、奥の方の開けた場所に出た。
 そこには、アーチャーが一人、立っていた。
「待っていたぞ。」
「アーチャー…。」
「キャスターは、どこ?」
「知りたければ、私を倒してからだ。ただし、衛宮士郎。お前と1対1でだ。」
「なんですって?」
「いいだろう。」
「士郎。」
「遠坂、お前は下がってろ。」
「……勝ちなさいよ。」
「分かってる。」
 そう言葉を交わしてから、士郎は前へ出た。
 そして、アーチャーと真っ向から対峙する。
「正直な話…、お前に勝つビジョンが見えなかった…。だが…、あの時の、アレ(ブロークン・ファンタズム)
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