SS5 イリヤちゃんとバーサーカーさん
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マスターの特権なの。それが全部無くなったら、それで終わり。サーヴァントとの繋がりが無くなって、聖杯戦争から脱落よ。」
「なんでそれを早く言わないんだよ!」
「あんたが勝手に使っちゃったんじゃない!」
「使った覚えはない!」
「いいえ…、無意識ですが使ってしまいました。自分が相手をするから、下がれと。」
「そんなことでもかよ。」
「普通はね…。サーヴァント同士の戦いは、サーヴァントに任せるの。それをマスター自身が前に出て戦うなんてあり得ないのよ。聖杯が欲しいなら気をつけなさい。」
「…でも。」
「でももだってもじゃないわ! これは、魔術師が英霊を使ってやる戦いなのよ。」
「けど、俺…、アイツ(バーサーカー)とはもっと戦いたい! 筋肉魔法を極めるためにも!」
「……もう、勝手にしなさい。」
士郎が話を聞かないと理解した凛は、ため息と共にそう言って手を振った。
「私では、役不足なのか……。」
セイバーがひっそりと項垂れていた。
「いやいや、別にセイバーに頼ってないわけじゃないぞ? けど、これから先、バーサーカーとは俺が戦うからさ。ところで、さっきから遠坂のとこのアーチャーって奴が、俺を狙ってるんだけど?」
「えっ? あ、ほんとだ! アーチャー!!」
「な……なぜ気づいたんだ?」
離れたビルの上にいたアーチャーが驚いて手にしていた弓矢を下ろした。
殺気は隠していた。だが気づかれた。
その理由について士郎は……。
「目も鍛えているからな!!」
っと、言った。(※実際、目にも筋肉はある。まぶた、外眼筋、内眼筋など)
「こ、この…非常識筋肉バカ…。」
凛が、クッ…と余所を見て泣いた。
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