第七千五百八十四話 英霊はいても
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第七千五百八十四話 英霊はいても
フランスは大阪にこう尋ねました。
「なあ、怨霊がいれば英霊もいるだろ」
「阪神にもですか」
「あれだけ凄い選手がいただろ」
阪神の長い歴史の中で、です。
「その人達の魂は甲子園にあるんだよな」
「そうですけれど」
「マウンドには村山さん達がいてな」
「キャッチャーボックスには辻さんがいたりします」
口髭が似合っていたあの人です。
「サードには藤村さんもいますわ」
「だよな、見たらすげえ数の英霊いるぜ」
これまでの阪神の往年の名選手達がです。
「ラインバックさんもいるな」
「錚々たる顔触れですわ」
「けれどそんな人達がいてもな」
それでもと言うフランスでした。
「怨霊の力が圧倒的過ぎてな」
「阪神はああでっか」
「っていうか英霊の数も半端でなくてもな」
それでもというのです。
怨霊達があまりにも強過ぎるのです、阪神に憑いている彼等の力は阪神を守る英霊達をも凌駕しているのです。
第七千五百八十四話 完
2019・2・14
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