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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『対ガイ』
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たもやトーナメント表。相手はガイ、それに勝てばアスマ、最終的にはカカシ(まぁアスマもカカシも勝てばの話だが。)と戦うことになった。正直危うい。いや、本気を出せば大丈夫なのだろうが、その加減が難しいのだ。DやCランクの任務をやるのとは大違いだ。非常にやるせない。
「ガイ、か…。」
やだなぁ、と何度も思った事を口には出さずにそのトーナメント表を見ていると、同情からなのなか肩をぽん、と優しく叩いた。
お気の毒に、そんなふうに言ってそうな表情でこちらを見られてもどうしたらいいのか分からない。むしろ虚しくなる、やめてくれ。
「初戦からお前らの試合を見なきゃいけないの、なんかヤなんだけど。」
苦虫を噛み潰したような表情に早変わりしたその顔を見てこれは同情ではないと察した。ただ単に嫌味なのだ。そうだな、お前はそういうやつだった。
「両者向かい合って、始めっ!」
ガイが駆け出すと同時にオビトはすぐさま印を組んだ。先手必勝、まずは奴を容易に近づけさせない。
「火遁、豪火球の術!」
ごぅ、と大人二人は入れそうな豪火球を吹き出せば、ガイは思わず足を止め避けた。
「な、なんて大きさなんだ…!」
思わず声を漏らすガイに今度は手裏剣を手に取り駆け出す。そう言えばこのデカさを見せたのはアスマだけだったか。カカシも驚いてたら少し気分がいいな。顔を見ることが出来ないのが残念ではあるが。
「火遁、鳳仙花爪紅!」
手裏剣に鳳仙花の術を纏わせたその術はイタチのものだった。鳳仙花の応用術、ただ手裏剣に纏わせたように見せて、実は結構スピードも威力も上がっている。
自分の修行で身に付けたものとはいえ、これから出会うことになるアイツの術を借りるのはなんか釈然としない。これから起こることによって変わりはするだろうが、予定では会う予定のないイタチに何もしてやれる事などないのだが。
炎を纏った手裏剣達はガイに向けて真っ直ぐ、だが不規則に飛んで行く。上忍レベルの術だが、全て避けられたら相当驚きである。
ガイは体を動かさない。その場で静止したままの奴に何か秘策があるのかとチャクラをねって準備をしておくと、ガイはため息を一つ吐いてから両腕を肩辺りまで上げ勢いよく自身ごと回った。
「木の葉つむじ風!」
勢いよく回った外の周りには小さな乱気流が発生し、鳳仙花爪紅の威力を殺傷、そのままスピードも緩みガイの前に着くまでには彼の足元に手裏剣が転がり落ちた。
最後の1発を落としたのを確認したガイは、乱気流を起こすのをやめ、再び構える。
…まさかここまでやるとは、正直思っていなかった。
「…やるじゃねぇか、ガイ。」
悔しい気はする物の、やはりジジイの教育のせいで自然と笑顔になる。まだ幼い頃の自分でよかったが、あの頃の笑顔は我ながら下手くそだった。
「お前もな!」
どうせまた名前す
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