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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『中忍試験』
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決意を新たにした自分だが、どちらにせよ残り僅かなこの一時を精一杯楽しもうといつもの何でもない仕事にも性を出し、気合を入れていた。そんな中、近頃は中忍試験と言うワードをよく聞くことを思い出し、ふと脳内に思考を巡らす。
…今回の中忍試験では、やはり中忍になるべきだろう。道が広がるし、行動しやすい。
そう思いながら里の端にある演習場を訪れると、アスマが修行しているのを見かけた。
「よっ、アスマじゃんか。」
思わず声をかけながら近づくとアスマはチラリとこちらを一瞬だけ見て手を振った。クナイを木に投げ付け見事真ん中に命中したのを自分で確認してから、再びアスマはこちらを向いた。
「オビトか…どうしたんだ?今日は任務無いのか。」
「まぁな…見るからにお前もって感じだけど、邪魔したか。」
かなり真剣にやってた様だし、悪かったな。と付け足すとアスマはいや、と否定の言葉を紡いだ。
「別にそこまでじゃねぇよ。お前こそ、こんな里の端にある演習場まで来て、なんかやるつもりだったんだろ?何だったら場所空けるぜ?」
「俺もお前と大して変わんねーっての、ただちょっと遠いとこで修行したかっただけだわ。」
そう言いながらアスマから距離をとり開けた場所まで移動する。ふぅ、と溜息にもならない息を吐きながら虎の印を組み、息を思いっきり吸う。
「火遁、豪火球の術。」
ごぉ、と激しい音と共に大人1人は優に超える程の豪火球が飛び出す。それを見ていたアスマは少しだけ目を見開き、日の威力が弱まって来たのを見ながらこちらへ向かってきた。
「お前…凄いな。」
「あ…?まぁ日頃やってるしな。」
「うちはってそんなデカイもんも日々やってけば出るのか。」
「…人によるな。」
やべぇな、と感心するアスマに失敗したかと視線を逸らす。通常の三分の一でもこう疑われるのか…。やはり神威空間でやった方が良いのだろうか。
「ははっ、なんか思ってたけどよ。カカシもカカシだけど、オビトもオビトですげーよな。」
「え?そ、そうか?」
褒めるのか、突然。カカシと比べられているということが癪ではあるが褒められていることにはそうなのだから、少なからずとも嬉しくなった。実はもっと化け物じみてるとか言ったらコイツどんな反応するんだよ。
「…近々中忍試験あんだろ、あれさ…正直自信なくて。」
「アスマなら大丈夫だろ。そんな心配するもんでもないと思うぞ?」
まぁ同期の中で今回合格するのはカカシだけだったから、アスマは落ちてしまうのだけども。
俺の言葉に濁したように唸り始めるアスマに少しだけ大人になったカカシと重なった気がして、癪に触ってムシャクシャした。思わず乱雑に頭を片手で掻き乱して、ため息を着いた。
「そんなに心配なら一緒に特訓しようぜ、1人より2人の方がいい。」
「え、あぁ…そうだな。」
ここか
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