暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第25話:Duel
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ーはエックスを鋭く睨む。

「俺を殺すため…まさかまだあのことを………」

「そうだ!!貴様の命で俺の恥を拭う!!」

あの日から特A級であるにも関わらず、B級に負けたことで同じ特A級のハンター達から侮蔑の視線を向けられたスタッガーは復讐の時を待っていたのだ。

「そ…そんなことのためにシグマに魂を売ったのか!!」

しかしそれはエックスからすれば完全な逆恨みであり、逆恨みのためにシグマに魂を売り、仲間を裏切ったスタッガーの愚行は到底、許せるものではない。

先制攻撃でチャージショットを放ってスタッガーに直撃させる。

「んぐっ!!くくく……」

チャージショットをまともに受けて幾らか揺らいだものの、次の瞬間には嘲笑を浮かべていた。

「!?」

「痒い痒い痒ーい!!笑う!笑う!笑う!笑っちまうねーっ!!」

チャージショットが容易く掻き消されたことにエックスは驚愕し、スタッガーはエックスに火炎弾を連続で飛ばしてくる。

これがスタッガーが好んで扱うラッシングバーナーである。

威力自体はファーストアーマーの防御力で耐えられるが、連射と速射性が高いこの技はジワジワとエックスにダメージを蓄積させていく。

「くっ…」

「チッ!出来損ないのレプリカとは言えシグマを倒した装備なだけはあるようだな!!」

どれだけ火炎弾を撃ち込んでも倒れないエックスに苛立ちが募り、踵落としを叩き込んで床に叩き付ける。

「うぐっ!!」

「さあ、詫びろ!!」

「ぐあっ!!」

倒れたエックスを足蹴にするスタッガーだが、エックスは何とか起き上がろうと腕に力を入れるが、力の差があって起き上がれない。

「起きたいのか?起こしてやるぜっ!!」

「ぐはっ!!」

エックスを蹴り上げ、無理矢理に起こした体にアームハンマーを叩き込んで再び床に叩き付けた。

「でもすぐにおねんねだけどな!!」

「う…く…っ」

「さあてと、詫びる気にはなったか?詫びたところで見逃さねえけどよっ!!んっ!?うおっ!?」

突如起きた衝撃にスタッガーの体が浮き上がり、エックスはバスターを浮いているスタッガーに向けた。

「ストライクチェーン!!」

「っ!?」

鎖の先端がスタッガーの右腕を掴み、そのまま引き寄せると左手には逆手に構えたZXセイバー。

先程、チャージセイバーを床に叩き込んで衝撃波でスタッガーを浮き上がらせたのだ。

流石のスタッガーも上空ではまともに動けないためにセイバーによる攻撃をまともに受けることになり、右腕が斬り落とされた。

「ぐ…おおおっ!!?」

「許さない…」

「ぐっ!?」

背後にいるエックスを睨むが、エックスもまた怒りに満ちた目
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