ばいと
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変わった物でなければ作れますよ」
リューが持ってきた木箱の上に乗り、ジャガイモの皮を剥き始める。
「上手ですねベルさん」
「ありがとうございます…」
誉められて少し顔を赤くするベル。
「ベルさんベルさん」
「ん?……んみゅ…」
シルに呼ばれたベルが顔を横に向けると、細く切った人参を口に突っ込まれた。
ぽりぽりぽりぽり……
「(かわいい………飼いたい…)」
からかわれながら野菜を向いたり賄いを食べている間に、開店時間だ。
「坊主!」
「はーい!」
ミアに呼ばれてベルが兎のようにトコトコ歩いていく。
「つぎのお仕事ですか?」
「ああ。もう客が来てる。今やってる仕事が終わったら注文を取りに行きな」
「はい!」
そしてベルは注文を取りに行った。
「なんで居るんですか団長」
「ん? 暇だったから様子を見にね。もう暫くしたら皆も来るよ」
「………ミアさんがやけにあっさり受け入れてくれたと思ったらそういう事ですか」
「さぁ。今回の事は全部リヴェリアがやってたからね。僕はあんまりしらないんだ」
「そうですか…ご注文は?」
「じゃぁこのワインとナッツを貰おうか。皆が来たら改めて注文するよ」
メニュー表を指してフィンが注文する。
「畏まりました」
「ああ、ベル」
「はい?」
フィンが取り出したのはウサミミカチューシャだった。
「リヴェリアから。忘れ物だってさ」
「………………………………………………」
「とりあえず渡しておくね」
「……………………………………」
ベルは嫌々カチューシャを受け取ると、厨房のミアにフィンの注文を伝えた。
「わかったよ。ところでそのウサミミカチューシャは何だい?」
「えーとですね…」
「持ってたら邪魔になっちまうだろう。さっさと着けな」
「…………………はい」
ベルがフィンにワインとナッツを運んで四半刻ほどすると、ロキファミリアのメンバーがぞろぞろと入ってきた。
「ひゃー! マジでベルがココの制服着とる! 眼福やー!」
ロキがベルに抱きつこうとし、リヴェリアに脚を引っ掛けられた。
「ほげぇっ!?」
「バカやってないで座れ」
リヴェリアに立たされ、席につくロキ。
「いらっしゃいませ。ご注文をお伺いしても宜しいでしょうか」
普段より幾分高い声でベルが尋ねる。
「せやったらベルの体で男体盛r「ふん!」
隣に座るベートがロキの顔面をテーブルに叩きつけた。
「ロキは無視していいぞ」
「かしこまりました」
他の面子の注文を聞き、料理を届ける。
そのあと他
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