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abnormal legend libiasan
勝利の果てに

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ノエル「李牧」
李牧「はい」
ノエル「俺様はもう立ち上がれん、少なくとも仲達には敵わんゲロ。下手したらボナパルトが育てていた小僧どもに負けるかもしれん」
李牧(…)
ノエル「お前、仲達を味方につけられるか?あるいは魔王軍と和平交渉をまとめられるか?」
李牧「私には荷が重すぎます」
ノエル「そうか、お前ができなきゃ誰もできんゲロ。もしもやる気なら、お前に先代の国を任せるつもりゲロ」
李牧「何と!」
ノエル「今日中に決めろ。お前が本気なら、先代の高みに上れるかもしれん」



ノエル「やはり奴には荷が重かったか」
小梅「ノエル様…敵襲です」

諸葛勤「待て」
ジョーカー「なんだお前、ノエルの手下か!」
士元「大魔王様、あのお方は初代の親友だ」
諸葛勤「もう戦う必要はない」
車椅子のノエル(…)
諸葛勤「もはやノエルには悪魔の知略も暴れる力もない」
ジミー「なんと弱々しい」
ノエル「降伏する」
ジョーカー「あ?」
ノエル「俺様の首は好きにしろ、だが使徒は許して欲しい、抵抗しないよう命令したゲロ」
ジョーカー「ふざけんな!」
ノエルを蹴り倒すジョーカー
ジミー「やめろ大魔王」
ジョーカー「ボンを殺しておいて、許されると思ってんのか!」
ノエル(…)
ジョーカー「弱ったふりをして、また何か企んでんだろ」
諸葛勤「何もない」
ジョーカー「おいじじい、貴様ノエルの味方か、あ?」
士元「違う。大魔王様、ノエルをどうする?決めてくれ」
ジョーカー「公開処刑だ。痛め付けて粉々にしてやる!」
シーザー「待ってください、司令の遺言です」
ジョーカー「ボンの?言ってみろ」
シーザー「もしもノエルが降伏したら、殺してはいけない。終身懲役刑にせよ、リバイア流用兵術の研究に全てを捧げさせる」
ジョーカー「ボン…」
ノエル「ボナパルトの言いなりは気に入らんが、先代のためなら喜んで働くゲロ」

ジョーカー(…)
ジミー「振り上げた拳の行き場がないか?」
ジョーカー「そうだな。あんたはあれで良かったのか?」
ジミー「妹も黄金様も仲間も帰ってきた、十分だ」
ジョーカー「そうか…」
ジミー「俺は戦争を嫌うが、拳闘ならいくらでも付き合うぞ」
ジョーカー「なら付き合ってもらうぜ、暴れたくてしょうがねぇ!」

天才軍師リバイアの歴史はこれで終わる。ボナパルトとノエルが残した成果は、世界に穏やかな発展をもたらした。
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