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ヘタリア学園
第七千五百八十話  毎年お祓いをすべきか

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第七千五百八十話  毎年お祓いをすべきか
 フランスはケンタッキーのおじさんを観つつ大阪に言いました。
「あのおっさんの身体は引き揚げたよな」
「はい、道頓堀から」
 大阪も事実を答えます。
「そうしましたけど」
「それでもなんだな」
「その時の汚れ具合も凄かったせいか」
 二十年も道頓堀にいたのです、あの汚い中に。
「物凄くて」
「それだけ怨みがとんでもないことになってるか」
「そうでしたら」
 ここで大阪は思うのでした。
「やっぱりお祓いした方がええでっか」
「マモノと怨念にもした方がいいな」
 彼等にもというのです。
「仏教でも神道でもな」
「あとキリスト教でもでしょうか」
「あらゆる宗教でそうしないとな」
 それこそというのです。
「阪神への祟りは消えないと思うぞ、お兄さんも」
「阪神だけの祟りですか」
 大阪はまたうなだれました、ケンタッキーのおじさんは陽気に笑っていますがそこにある怨念は凄いものです。


第七千五百八十話   完


                  2019・2・12
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