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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第20話:Rockman
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らもエックスとゼロも負けじとバスターからショットを放ち続ける。
互いに凄まじい火力の応酬がされるが、どんなに攻撃を受けてもビクともしないシグマと徐々にダメージが蓄積していくエックスとゼロ。
このままではどうなるかなど火を見るより明らかであり、エックスとゼロに向かって腕を振り下ろすシグマ。
攻撃をかわそうとするエックスとゼロだが、それは既にシグマには先読みされており、雷撃がエックスとゼロを襲う。
「うわああああっ!!」
「ぐわああああっ!!」
電撃をまともに受けて敢え無く吹き飛ばされるエックスとゼロ。
「滅びるがいい!!」
腕を出鱈目に振るい続けるシグマの攻撃を受けるエックスとゼロは壊れた人形のように宙を舞う。
単純な攻撃でも大型メカニロイドのボディのパワーによるそれは驚異的な威力である。
「く…そ…っ」
重力に従って床に叩き付けられるエックスとゼロ。
度重なるダメージによって動けなくなり、2人は倒れ込んだままピクリとさえ動きはしない。
「もう終わりか…まあ、当然の結果だがな…私は更に時間をかけてこのボディを完成させ、完成したこの力を以てレプリロイドだけの新たな世界をこの地上に築く」
「勝手に…決めるな…!!まだ…終わっていない…俺はまだ…生きている……!!」
激痛に震える体を叱咤し、必死に起き上がろうとするエックス。
「流石は無限の可能性を持つレプリロイド。我々の元になっただけのことはある。だが…」
そんなエックスに対してシグマの額のバスターにエネルギーが収束していく。
「所詮は雑魚の遠吠えに過ぎん!!滅びよっ!!」
シグマが額のバスターをチャージし、巨体のボディの出力に物を言わせた巨大なチャージショットが放たれた。
出力も規模もエックス達の物とは比較にならないそれは真っすぐエックスへと向かっていき、エックスが思わず目を閉じた瞬間。
「させるかああああ!!」
ゼロがエックスと攻撃の間に割って入り、シグマの放ったチャージショットを相殺しようとゼロもチャージショットを放つが、簡単に打ち破られてしまい、それはゼロに直撃した。
「うわあああ…!!」
直撃を受けたゼロは片腕と下半身が吹き飛び、床に叩き付けられる。
ゼロのアーマーが漆黒からいつもの紅へと変わっていき、髪の色も銀色から金色に戻っている。
「ゼロ!!ゼローーーーッ!!!!」
それを見てエックスは痛みも忘れ、無我夢中でゼロに駆け寄る。
「ゼロ!!しっかりしてくれゼロ!!」
「エックス…すまない。どうやら…俺はここまでのようだ……」
「そんな…」
「頼む…シグマを…奴を…倒してくれ…そして…連れていってくれ…お前の…創る…懐かし
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