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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第17話:Sigma Palace
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イドアーマーのコックピットからVAVAはゼロを嘲笑いながら見下す。
何とか立ち上がるが、防衛隊のライドアーマー部隊の奴らとは動きが桁違いだ。
本来土木工事用の機械に過ぎなかったライドアーマーのパワーと汎用性に着目し、日々の任務の中で自らその性能を実証する事で兵器としてのライドアーマーの有効性を世間に示した第一人者として、VAVAのライドアーマーの操縦テクニックはそれこそ他の追随を許しはしない。
「チッ…」
「クックック…さあ、ルインのように楽しませてくれよゼロ!!」
「VAVAーーーーッ!!!!」
露出しているVAVAを捉えるがゼロの放ったショットはコックピットの電磁バリアにより阻まれてしまう。
「っ!!」
「俺がライドアーマーの弱点をそのままにしておくと思ったかい?阿呆が」
ライドアーマーのパンチのラッシュをゼロに浴びせる。
「ぐああああ…っ!!」
「終わりだなゼロ…流石のお前も俺と特別チューンされたライドアーマーの組み合わせには敵わなかったようだな」
アースクラッシュやチャージショットが効かないことを思いしらされたゼロには反撃の術など何も無い。
VAVAのライドアーマーのラッシュを受け続けて壊れた人形のように宙を舞い続け、そしてとうとう力無く床に倒れ伏した。
「ぐっ…」
「おいおい死ぬなよ。お前とルインにはまだ生きてもらわなきゃ困るんだよ」
ゼロをカプセル型の装置に放り込んで動きを封じる。
「そこで眠っていろ。後でゆっくり解体してやる。あいつの本気を引き出すには痛めつけられた仲間の姿を見せるのが1番手っ取り早いからな。ましてそれが親友であるお前とあいつならば尚更だからな…クックック…早く来いエックス…血祭りに上げてやる…」
VAVAの狂ったような笑いが部屋に響き渡る。
そしてエックスは防衛隊と今まで倒してきた特A級ハンター達のデッドコピー、そして大型のメカニロイドを破壊し、ようやく奥まで来た。
そこにはカプセルのような装置に動きを封じられたゼロと中破しているルインの姿があった。
「ゼロ!!ルイン!!」
酷く傷ついた仲間達にエックスは駆け寄ろうとする。
「エッ、クス…来る…な…これ…は、罠…」
「え…?」
ゼロの制止を理解する前に電磁迷彩で隠されていたライドアーマーのマニュピレーターがエックスの体を掴む。
「ぐっ!?」
「クックック…間抜けだなエックス、シグマや目の前のことばかりで周辺の警戒が疎かになっているからこうして敵に足元を掬われるんだ。」
「VAVA…貴様…!!」
「おいおい、どうしたエックス?ルインとゼロが俺に痛め付けられたんだぞ?悔しくないのか?俺が憎いと思わないのか?悔し
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