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この素晴らしい世界に文明の鉄槌を! -PUNISHMENT BY SHOVEL ON THIS WONDERFUL WORLD!-
五丁
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リーアがフェイベルを撫でる。
「くるる!」
「フェイベルって、ある意味で私達二人の子供よね…」
「ぶっふぉぁぅ!?」
食後の紅茶を飲んでいたにゃんにゃんが盛大に吹き出して、噎せた。
「げっほ!げっほ!げふっ!いきなり何を言うかお前は!?」
「鼻から紅茶漏れてるわよ」
「誰のせいだ誰の!?」
『クリーン』をかけながらにゃんにゃんが怒鳴る。
その後にゃんにゃんは無言で装備を整え、家から出ていった。
「あらまぁ照れちゃって…。
フェイベル、あの可愛らしいのが貴方のお父さんよ」
「きゅるぅ!」
威厳もクソもない父だった。
「よう。めぐみん、ゆんゆん」
「…………モンスターフィリア」
「待てやコラ」
「めぐみん…?何言ってるの?」
「聞いてくださいゆんゆん!」
待ち合わせ場所の森の入り口についたにゃんにゃんを待っていたのは異常性癖者のレッテルだった。
「この男家にドリアードを匿ってたんですよ!」
「ドリアード…?木精ですか?」
「しかも昨晩『産まれた!』って大声で叫んでたので行ってみればドラゴンを大事そうに持ってたんですよ!
これをモンスターフィリアと言わずして何と言うのですか!」
「訂正を要求する」
するとめぐみんは二やっと笑った。
およそ少女がしていい笑いではない。
「あれ?訂正してもいいんですか?」
「言うようになったなロリっ子」
「さてにゃんにゃん。黙っていてほしければ…」
「ん?別にバラしてもいいけどその場合お前のスキルポイントドレインで吸い付くすよ?
いやぁ!ドレインって便利だよなぁ!
まさか魔力全部吸った後はスキルポイント、続いて生命力まで奪うなんて!」
「なんですかそれ!?聞いた事ないですよ!?」
「言ってないしそもそもドレイン使える人間なんて俺以外見たことねぇし使える奴が居てもリッチーのスキルとか見せびらかさねぇだろうし」
にゃんにゃんが近くの木に手を触れた。
「ドレイン」
にゃんにゃんの手が淡く光る。
それと同時に、葉が少しずつ赤みを帯びていく。
「ここら辺にしとこ」
と手をはなした。
「ね?こういうふうに魔力を持たない木からも力を奪えるんだ。
人間から魔力以外を奪えないわけないだろ」
「…………鬼です…鬼畜です…」
にゃんにゃんが両手をワキワキさせながらめぐみんに迫る。
「くはは…貴様のスキルポイントを奪ってやろうか?」
「ひっ…ひぃっ!?」
「うひ…うひひひ……」
トン、とめぐみんの背中が木にぶつかる。
「しょっ処女な
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