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ヘタリア学園
第七千五百七十八話  夏場が怖い

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第七千五百七十八話  夏場が怖い
 阪神タイガースに憑いている怨霊達には一つの特徴があるみたいです、その特徴はどんなものかといいますと。
「夏以降は無敵だな」
「パワー全開になるな」
 イギリスとフランスが大阪にその特徴をお話します。
「確かに地獄のロードは辛いけれれどな」
「最近大阪ドーム使っても成績落ちてるだろ」
「逆にマモノやおっさん達は元気になってるんだよ」
「高校野球で英気を養いながらな」
「えっ、ってことは」
 ここで大阪も気付きました。
「あいつ等夏に毎日朝から夕方まで高校野球で力貰ってるんですか」
「それで阪神の遠征先についてきてるな」
「そのパワーが空きにも続いてるんだよ」
「それで阪神は夏以降成績落ちますか」
 大阪が愕然となりました。
「そんでスタンカさんのシリーズ二日連続完封とか甲子園最終戦惨敗とかホームランが二塁打とか三十三対四とか抗議の横で胴上げとかあったんですか」
「あと九十七、九十八年は二年連続目の前で胴上げだったな」
「ヤクルト、横浜の優勝を観たあるな」
「横浜は三十八年振りだったね」
 アメリカ、中国、ロシアはこのことを言います。どうも阪神に憑いている怨霊達は夏以降に本領を発揮するみたいです。


第七千五百七十八話   完


                   2019・2・11
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