暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第15話:Energy Mine Ruins
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「我が特殊合金の盾はいかなる攻撃だろうと弾く。例えそれがゼロのバスターやルインのセイバーでもだ」

「なら、これならどうだ!?ホーミングトーピード!!」

ショットが効かないなら特殊武器を選択し、バスターから誘導ミサイルを放ってアルマージに直撃させる。

アーマーはミサイルの直撃に耐えられたとしても内部に走る衝撃は相当なものだ。

しかし、エックスは悪寒を感じて反射的に体を横にずらして回避するのと同時にアルマージの額のバスターから放たれたショットがエックスの頬に掠る。

「っ…!!」

頬に走る痛みに顔を顰めるが、煙の方を見つめる。

「成る程、以前と比べて確かに強くなっている。流石は他の特A級ハンター達を倒しただけのことはある…今度はこちらから行くぞ!!」

アルマージは丸くなるとエックスに向けて突進攻撃を仕掛けてきた。

突進を回避するエックスだが、アルマージは壁にぶつかると反動によって移動することで縦横無尽に動き回る。

壁や地面、天井にぶつかる度に部屋が揺れてエックスの動きを鈍らせていき、更にアルマージは転がりながら四方にショットを撃って来る。

「ぐっ!!」

動きが鈍っていたエックスはショットの直撃を受けて硬直しまい、それを狙ってアルマージが突進をエックスに喰らわせた。

「ガ…ッ!!」

アルマージの突進をまともに受けたエックスは勢いよく壁に叩きつけられたが、何とか起き上がる。

「我の突進を受けながらまだ生きているとはな…」

内心エックスの防御力に驚きながらも額のバスターをエックスに向ける。

「だが、これで終わりだ。さらばだエックス!!」

バスターにエネルギーが充填され、エックスに向けてショットを放とうとした瞬間に2つの漆黒と橙の影が乱入した。

「グラウンドブレイク!!」

「アースクラッシュ!!」

ナックルバスターと拳が地面に叩きつけられ、火柱と衝撃波が同時にアルマージを襲う。

「ゼロ…ルイン…」

「セーフ、何とか間に合ったね!!」

「どうしたエックス?アルマージに随分と苦戦したようだな。ボロボロじゃないか」

ゼロとルインがエックスに駆け寄って助け起こす。

「君達だって…まさか、オクトパルドとクワンガーを倒した後、すぐにここに来たのか?」

2人の傷だらけのアーマーを見れば、治療を受けていないのは明白で、それなのに助けに来てくれた2人に対して嬉しいと思う反面申し訳なく思う。

「ゼロ…ルイン…まさかお前達まで来るとはな」

グラウンドブレイクとアースクラッシュを同時に受けたにも関わらずアーマーが少々焦げている程度のアルマージが煙から出て来た。

「相変わらず出鱈目なアーマーだな…それにしてもお前のよ
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