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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第14話:Fortress Tower
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ら機械である我々レプリロイドに“成長”という概念はない。レプリロイドは造られた時点で全ての能力が完成している。劇的な変化を得るには最新のパーツを使わねばならない。しかしあなた方3人は違う。エックスは戦いの中で悩みながら…あなた方は激戦を潜り抜ける度に凄いスピードで全てのステータスが上がっていく。」
「それが可能性だと?ふざけたことを…お前もここで倒してやる。シグマと同じように変な妄想に取り憑かれやがって」
腕をバスターに変形させてクワンガーに向ける。
「やれやれ、相変わらず会話が通じませんねあなたとは。まあいいでしょう…ゼロ、今のあなたのスペックを見せてもらいましょうか」
クワンガーが凄まじい勢いで床を蹴ると神速の如き速度でゼロに肉薄する。
「っ!!」
咄嗟にゼロは捻りながら横に回避し距離を取る。
チャージショットを喰らわせようにもまともに受けてくれる相手ではないので通常のショットを連続で放つ。
クワンガーは装甲を極限まで削ぎ落として機動力を追求したレプリロイドなので通常のショットでも当たればそれなりの効果は期待出来る。
「反応速度も以前より上がっている…」
回避行動を取りながら冷静にゼロの戦闘力を分析していくクワンガー。
「どういう改造を行ったのかは知りませんが、見えているんですね、私の動きを…以前のあなたは完全に捉えることが出来なかったというのに。今のあなたは、私を的確に捉えた」
「…………」
「どうやらこれは本気で行かなければならないようですね」
頭部のカッターを放ちながらクワンガーはゼロに接近し、手刀を振るい、ゼロはそれを回避するとエネルギーを収束させた拳で殴り掛かる。
クワンガーはそれを苦もなく避けるも、拳から放たれた凄まじい衝撃波が壁をぶち抜いた。
「チッ…“時空の斬鉄鬼”の異名は伊達ではないということか……」
「あなたこそ、それでこそシグマ隊長に次ぐ実力者と言われた男ですね」
スピードではこちらが上回るが、かつての時から総合的な能力はゼロが上回る。
そして何よりも、かつてのゼロはシグマを追い詰めた程の実力者なのだ。
「さあ、行きましょうか」
クワンガーが一気に跳躍し、ゼロもそれを追うように跳躍して追い掛ける。
「(速い!!)」
強化され、機動力も以前より上がっているはずなのに速度は僅かにクワンガーが上回っている。
クワンガーも自身について来るゼロを油断なく見つめる。
「(やはり以前とは性能が桁違いですね…一体どうやってゼロの強化を…?)」
ゼロはエックス達と同じようにブラックボックスの塊でパーツを造ることもままならない存在なので今の時代にゼロの強化を行える科学者がいるわけがない。
「ア
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