暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第13話:Subterranean Base
[6/6]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
に似せた氷の像であり、真横から手裏剣が飛んで来るとオクトパルドの触手は全て斬り落とされた。
「そのアーマーは…!?」
PXアーマーを纏ったルインが紫色の球体状のバリアで守られていた。
「…調査を怠ったねオクトパルド。私が切り替えられるアーマーは1つや2つだけじゃないの」
触手を失い機動力と攻撃力の大半を失ったオクトパルドはルインにとって脅威にはなり得ない。
「(ここまでですか…)」
戦闘の要である触手を全て失った今、ミサイルしか武装が残っていない。
だからと言ってそんなものがルインには通用するわけがないと分かっており、ルインがZXアーマーに換装するとZXバスターをオクトパルドに向ける。
「(すみませんクラーケン…)」
目を閉じ、思い出すのは自身の親友のボルト・クラーケンの姿だった。
彼はこんな自身を見たら何と言うだろうか?
“全くあなたは!!”と怒るだろうか?
それとも悲しむだろうか?
どちらにせよ親友である彼を傷つけるのに変わりはない。
内心で申し訳なく思うも後悔は微塵もない。
自分の心のままに従って戦い、死ねるのだから。
「これで終わりだよ、オクトパルド!!チャージショット!!」
ルインのバスターからチャージショットが放たれ、それを受けたオクトパルドは全身に襲う激痛を感じながら叫ぶ。
「…芸術は…爆発なのです!!」
叫んだ後、自然に笑みが零れた。
その理由はオクトパルド自身も分からないが、しかし至福のままに、この命を散らせるのならそれで構わない。
「(さようならルインさん…またお会いしましょう。今度あの世でお会いする時にはお茶をご用意して待っていますよ)」
もう1人の友人に胸中で囁きながらオクトパルドの意識は途切れた。
「さようならオクトパルド…」
かつての友人に頭を下げながら、ルインは簡易転送装置でハンターベースへと帰還する。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ