第81話
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”ことランドロス・サーキュリー!幾らライバルとはいえ、”皇”であるヴァイスハイトが国の事情をオレサマに教える訳がないだろう?」
「つーか、前々から疑問に思っていたがいつまでその無茶苦茶設定を無理矢理通し続けるつもりなんだよ、オイ…………」
呆れた表情で溜息を吐いてヴァイス達を思い浮かべたランディはランドロスを睨んで問いかけたが、ランドロスはいつもの調子で答えを誤魔化し、その様子を見たリィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ランディは疲れた表情で肩を落とした。
「…………まあ、”黄金の戦王”達の意図を知っていると思われる人物は他にもいると思うのよね。」
「クスクス、そこでどうしてレンに視線を向けるのかしら?先に言っておくけどレンは”まだ子供だから”、大人の難しいお話はパパ達から聞かされていないわよ♪」
「既に”教官”を務めているのに今更ご自身が”子供”だと断言する事は色々と間違っていると思いますわよ…………」
ジト目のサラに視線を向けられたレンも小悪魔な笑みを浮かべて答えを誤魔化し、レンの答えにリィン達が再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中セレーネは呆れた表情で指摘した。
「アハハ…………あ、今日判明した情報は既に各方面に伝えておきました。それとサラ教官とクレア少佐は今夜は客室で休んでくださいねー?」
「わかりました。ありがとうございます。」
「ふふ、アンタは相変わらずの手際ねぇ。」
「うふふ、お陰でレンもいつも楽させてもらっているわ♪トワお姉さんさえよければ、レンの第U分校の赴任期間が終わった後レンの秘書として雇ってあげてもいいのよ?勿論給料や待遇は専属侍女長のエリゼお姉さん並みだし、何だったらシルヴァンお兄様に頼んで爵位をあげて貴族にしてあげてもいいわよ。トワお姉さんの実力や今までの功績だったら男爵―――いえ、子爵は固いと思うし。」
「いや、俺とセレーネはともかく第Uの教官のランディ達や鉄道警察隊のクレア少佐がいる目の前でヘッドハンティングは止めてくださいよ…………」
「まあ、厳密にいえばランディさん達もわたくし達同様”所属している国”はエレボニアではありませんけどね…………」」
トワの手際にクレア少佐が感謝し、サラが感心している中トワをヘッドハンティングしようとするレンの言動にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中リィンは疲れた表情で指摘し、セレーネは苦笑しながら答えた。
「あはは…………アンちゃんはわたしと同室でお願いね?」
「フッ、もちろんさ。久々にイチャイチャしながら眠りに就こうじゃないか♪」
トワも苦笑した後アンゼリカの泊まる部屋を口にし、トワの言葉に対して笑顔で答えたアンゼリカの発言にリィン達は再び冷や汗をかい
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