暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第12話:Electromagnetic Power Plant
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、どうして君はシグマに従うんだ…?ただ、シグマが正しいと思っただけじゃないだろう…?」

起き上がったエックスに尋ねられたマンドリラーは少しの間を置いて口を開いた。

「う〜ん、まあいいか…話しても。俺もペンギーゴとか程じゃないけど人間に不満があったんだよエックス?」

「人間に不満…?君が…?」

マンドリラーが言い放った“不満”と言う単語にエックスは目を見開く。

「ほら、俺って電気の力を使うから他のレプリロイドより燃費が悪いだろ?そう設計したのは人間なのに取り込む電気量を制限されちゃってさ。俺を造っておきながらこれだよ。だからさ、シグマ隊長に従うのは隊長が正しいと思うからだし、俺をその制限から自由にしてくれた隊長に恩を返そうと思ったからだよ」

そう言うとマンドリラーはもう1発喰らわせようとするが、今度は回避して最大までチャージしたチャージショットを放つ。

エックス「スパイラルチャージショット!!」

大量の拡散弾を束ねたチャージショットが放たれた。

まともに受ければやばいと判断したマンドリラーは即座に体を捻って回避し、避けられたスパイラルチャージショットは壁を容易くぶち抜いた。

新たなチャージショットのスパイラルチャージショットの威力に目を見開いたが、エックスは少々訝しげにバスターを見遣る。

エネルギーチャージが臨界点に達そうとした瞬間、バスター内部でエネルギーが四散した。

「(まさかバスターにリミッターが取り付けられているのか…?)」

確かにあれ以上の出力を出したら下手な場所では大惨事になるだろう。

今度はショットを連続で撃つことでマンドリラーを更に壁際へと追い詰めていく。

かつて同僚だったためにマンドリラーの弱点は知っており、特にこれから使う武器はこのような狭い場所で真価を発揮する。

「喰らえマンドリラー!ショットガンアイス!!」

バスターから極低温のアイスショットが放たれた。

マンドリラーは上に飛び上がって避けるが、この攻撃はそれでは終わらない。

ショットガンアイスは壁に当たると部屋の中に無数の氷の礫をばら撒いた。

いくつかは部屋の壁に当たってその箇所を凍結させ、そしてマンドリラーの体に当たった礫はそのまま張り付いて徐々にマンドリラーの体を凍結していく。

「ペンギーゴの技を…!?」

戸惑うマンドリラーの体をショットガンアイスの氷が侵食していく。

電気を武器とするマンドリラーの体は極端な熱の変化に対応仕切れないのだ。

動きが鈍ったマンドリラーにエックスは再びショットガンアイスを至近距離でマンドリラーに撃ち込むと、あっという間にマンドリラーは氷の彫像となって地に落ちた。

「終わったか?」

エックスは氷に閉じ込
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ