Garbage to the garbage box.
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型の存在ではなく、魂そのものを異なる場所に格納しているのであろう。
その不死性が奴の絶対的な自信の根幹を担っているようだが、その程度の不死性など怖れるに足りない。
不死身であろうとも然程問題はない。
生命力が強いか、弱いかの違いだ。
要は精神が死ぬまで殺し続ければ良いだけの話なのだから
ウィスが前方へと掌をかざし、途方もないエネルギーがエンブリヲを消滅させる。
辺り一面が消し炭となり、焦土と化した。
莫大なエネルギーの奔流がエンブリヲを消し飛ばす。
「無駄だと分か……」
後方に復活を果たしたエンブリヲを指差し、爆発四散させる。
臓器が惨たらしく周囲に飛び散る。
「理解出来ていな……」
眼前に復活を遂げたエンブリヲの手首を掴み取り、空中へと勢い良く投げ飛ばす。
ウィスの身からエネルギーが迸り、エンブリヲの身を気功波が襲う。
瞬く間に宙にて爆死し、その身は花火へとなり果てた。
またしても復活を果たしたエンブリヲの心の像を撃ち抜き、亡き者へとし、幾度もウィスはエンブリヲを殺し続ける。
遠方へと姿を現したエンブリヲへと一閃
天へと突き上げた人差し指と中指を振り下ろし、見渡す限りの大地を裂斬させ、エン/ブリオとする。
腹部を拳で貫き、空へと殴り飛ばし、人差し指と中指を突き立てることで爆殺させる。
エンブリヲの肉片が汚く飛び散った。
汚い花火だ。
ウィスによる虐殺は止まらない。
粉微塵の灰とすることによる焼殺
ミキサーのように全身をバラバラにすることによる分裂死
周囲に分裂して現れた際には手をかざすことによる消失死
眉間を射抜くことによる射殺
頭部を破壊し、首を切断し、腹に風穴を開け、足を消失させ、全身を隈なく蜂の巣のように射抜くことによる殺害
時には圧倒的なエネルギーによる圧殺
時には全身を縛り付け、手足を強制的に四方へと弾き飛ばす八つ裂き
ウィスはありとあらゆる方法で奴を幾度も殺し続けた。
幾百と作業を終えた頃からだろうか。
エンブリヲの余裕の相貌が崩れ始めた。
明らかに精神に支障をきたし、恐怖の表情を浮かべ始めていた。
決死にも迫る表情でエンブリヲが呼び寄せた鉄屑によるレーザーがウィスを襲う。
「埃をまきあげるだけですか?下らない力ですね」
しかし、全くの無傷
ウィスには毛ほども効いていない
「今度は私がお手本を見せてあげましょう」
ウィスがその紅き瞳を開き、前方を射抜いた瞬間、エンブリヲの身を途轍もない衝撃が襲う。
アンジュ達にはウィスの紅き瞳が光ったように見えた。
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