第四十一幕:しあわせななつの虹
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得してもらえるようにする事が大切だ。
時崎「七夏ちゃん。今日無理して出掛けても、辛い思い出になるだけだよ・・・しっかりと、治して元気になってからにしよう!」
七夏「・・・・・」
時崎「明日、明日は予定ある?」
七夏ちゃんは、軽く首を横に振る。
時崎「じゃ、明日までにしっかり直す為に今日は、ゆっくりお休みしよう!」
七夏「・・・・・」
時崎「今日は、七夏ちゃんの側に、一緒にいるから!」
俺がそう言うと、七夏ちゃんは、頷いてくれた。
七夏「・・・・・ごめんなさい・・・ありがとうです・・・」
時崎「ああ。凪咲さんに話してくるから」
七夏「はい」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
時崎「七夏ちゃん、熱があるみたいですから、今日は家でお休みします」
凪咲「そう・・・柚樹君。ありがとうございます」
時崎「水族館は、明日、七夏ちゃんが元気になったら、一緒に出かけようと思います」
凪咲「はい。 柚樹君、お薬とお水、用意してます」
時崎「ありがとうございます」
凪咲「七夏の事、よろしくお願いします」
時崎「はい」
凪咲「今日、お泊りのお客様が来られる事になりまして」
時崎「え!? 俺も手伝える事があれば、話してください」
凪咲「ありがとう。でも、お一人様ですから、私1人で大丈夫。柚樹君は七夏の事をお願いできるかしら?」
時崎「はい! 分かりました!」
七夏ちゃんの部屋に薬とお水を持ってゆく。
時崎「七夏ちゃん!」
七夏「柚樹さん、どうぞです」
時崎「七夏ちゃん! 宿題はもういいから、休んで! 薬も持ってきたから」
七夏「は、はい。ありがとうです」
時崎「薬を飲んだら、ベッドで休む事!」
七夏「はい☆」
洗面所に向かい、水を入れたタライとタオルを持って、七夏ちゃんの部屋に入る。
七夏「柚樹さん☆」
七夏ちゃんは、ベットに休んでくれていた。少し嬉しそうで、綺麗な翠碧色の瞳に少し安心する。
時崎「タオルで冷やすから、上を見て」
七夏「はい♪」
時崎「ちょっと、ごめんね」
七夏ちゃんの額に冷たいタオルを乗せてあげた。
七夏「ひゃっ☆」
時崎「どうかな?」
七夏「冷たくて、心地いいです☆」
時崎「よかった。じゃ、時々、タオルは交換するけど、とりあえずおやすみ」
七夏「くすっ☆ とりあえず、おやすみなさいです☆」
そう話すと、七夏ちゃんは目を閉じた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
雨音・・・今日、午後の天気は穏やかではなくなっており、七夏ちゃんの容態は先程より悪くなっていた。
七夏「はぁ・・・はぁ・・・」
七夏ちゃんの額に手のひらを当てると、明らかに今朝よりも熱い。とても息苦しそうな七夏ちゃんを見て、不安になる。
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