暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica32とある片想いのお話〜Scrya's Love〜
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は――」司会者の進行が始まったことで微笑みだけを返した。
「――これにて本日の論文発表会を終了いたします!」
発表会は粛々と進んで、質疑応答などの時間も無事に終了。僕たち学会員もステージから降りて、発表会を行ったホール前のロビーで関係者の方々のお見送りと挨拶回りとなる。先ほどの質疑応答の時間内で応じられなかった方とも話していると・・・
「アレクさん!」「サムさん!」
「あ、セレネさん!」
「エオスさん!」
トゥディ先生とギア先生の声が響いた。そっちを見るとセレネとエオスが、トゥディ先生たちと合流して楽しそうにお喋りをしていた。僕も同じ考古学者の方々と話す中、セレネ達が気になってチラチラ見てしまう。
(あ・・・)
何度目かのチラ見でセレネとエオスの目とバッチリ合った。でも僕がいま応対中っていうこともあって2人はすぐに視線を外して、トゥディ先生とギア先生に寄り添うように彼らが話してる相手に目を向けた。それから挨拶回りも少しずつ落ち着いてきた時・・・
「きゃあああああ!」
どこからか悲鳴が上がって、ドドド!と雪崩のように学会員や関係者たちがこちらに戻ってきた。中には真っ赤な・・・血のようなものを浴びてる人も居て、僕は「何かあったんですか!?」って誰彼関係なく大声で聞く。
「だ、大隊だ!」
「逃げろ!」
「巻き込まれるぞ!」
「いや! 死にたくない!」
最後の大隊が犯罪者狩りをしている。大隊はあくまで、罪を逃れていていたり、再犯をしていたり、償っていても遺族から怨まれ続けていたりする犯罪者だけを殺害する。何の罪もない一般人が殺害されたことはこれまでにないって、なのは達からは聞いている。だから下手に逃げてターゲットに近づく方が危ない。
「セレネ、エオス! トゥディ先生、ギア先生!」
人波に飲み込まれた4人の名前を呼ぶけど、僕自身も「すいません! ちょっと・・・!」脱兎のごとく逃げ惑う人たちの所為でその場に留まることが出来ない。仕方ない。
「久しぶりの動物形態・・・!」
遺跡発掘に際して便利な小動物形態。ここ最近は遺跡に潜ることがなかったから本当に久しぶりだ。変身を終えた僕はソファの上に避難して、念話で『セレネ、エオス!』って呼び掛ける。
『ユーノ! こっちは大丈夫!』
『今、セレネやサムさん達と逃げてるから!』
『・・・うん、判った。ターゲットが判らない以上、下手に動き回るより他の人たちから距離を取って、ジッと待ってる方がいいと思う』
『ありがとう、ユーノ』
『後で合流しようよ! その方が安心するし!』
セレネからの提案の、騒ぎが収束したらもう一度このロビーへ集まることになったっていうことを、トゥディ先生たちにはセレス達
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