エミヤだよ!全員集合!
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けて殴り掛かってくるイメージが去来した。クロスカウンターでノックダウンしてやる。ふ、想像するのは常に最強の自分だ。イメージの中で負けはしない。イメージの中でしか勝てないとも言う。
ふと唐突にサーヴァントを召喚しなければならないという使命感に駆られた。
来るー、きっと来るー、きっと来るー、と妙な音楽が脳裏を過る。来るならガチャ回さなければ……!
冬木の聖杯はダグザの大釜化決定なので奮発して歓迎会兼祝勝会と洒落込もう。
「桜、何か食いたいものはあるか?」
「……?」
「先輩?」
「ああ、飯作ろうと思ってな。折角だし、桜のリクエストを聞こうと思って。マシュはなんでもいいとしか言わないし……な」
「うっ」
だって先輩の作るもの、なんでも美味しいんですもん。と、唇を尖らせて言い訳するマシュ。
うーん、この感じ、来ますな。と思ったら本当に来た。桜を抱き締めたままのマシュを伴い、扉を開けて廊下に出た瞬間、白いモコモコがマシュに飛び付いてきた。
「わわっ、フォウさん!?」
「ふぉーう!」
「おう、なんか久し振りに感じるな、フォウ君」
マシュの体をよじ登り、肩の上に落ち着いた小動物に微笑む。すると「そうだね」と言うように一鳴きした。
プリティーである。フォウは桜という新顔に気づき、鼻を寄せて匂いを嗅ぐ仕草をした。
「間桐桜って子だ。マシュの妹分だから、仲良くしてやってくれ」
「……きゅう、ふぉう!」
「桜は危なっかしいからな。フォウ君が付いてくれてたら安心だ。桜はさみしがり屋でもあるし、フォウ君がいてくれると助かる」
任せておけと言わんばかりに、フォウは桜の頭に飛び移った。少し揺れる桜の頭。不思議そうにする桜の頭をテシテシとフォウが前肢で叩いた。
気に入ってくれたみたいだ。小動物と幼女、組み合わせ的に最強である。
「先輩、先輩のお料理、勉強させてもらっていいですか?」
「なんだ藪から棒に」
「私も、その……手料理、ドクターや、先輩に振る舞ってみたいんです」
「ふむ。……いいぞ」
「本当ですか? やたっ」
喜ぶマシュ、可愛い。うーん、父性大爆発だ。というかマシュを連れていくのはいいが、桜もついて来たがるだろうし……すると自動的にフォウまで来てしまう。
人数分のエプロンと給食着を投影し、マシュと桜に渡す。着替えてもらうと、フォウにはビニール袋を着てくれるように頼んだ。
流石に動物のモコモコした毛は気になる。料理の道を志す者を邪険にする訳にはいかないから、ついてくるならフォウには我慢してもらわねばならない。
「……」
フォウが嫌そうに顔を顰めるも、仕方なさそうに許諾した。着付けを手伝ってやると、四肢と顔だけがビニール袋から露出した姿に変わる。
「……こ
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