エミヤだよ!全員集合!
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のお見舞いみたいだな。というかオルタ、お前林檎の皮剥けたのか……」
「バカにしないでもらいたい。私とてこの程度、出来ないはずがないでしょう」
「そりゃそうだ。わざわざありが――ってお前が食うのかよ!」
皮を剥き、六等分に切り分けた林檎をしゃくりと鳴らして咀嚼するオルタ。
俺が堪えられずにツッコミを入れるとオルタはにやりと笑った。
「欲しいですか? なら食べさせてあげます。口を開けて」
「は? ……いや口に咥えた林檎を近づけるな……って、まあいいか」
「シロウ!? オルタ! シロウを誑かすものではありません! シロウも乗らないで!」
んー、と林檎を口に咥えたまま顔を近づけて来るオルタに、俺はまあいいかと顔を近づけると、アルトリアが顔を真っ赤にしてオルタと俺の額に手をやって無理矢理引き離した。
チッ。俺の抱えていた罪悪感が無駄なものと分かった今、躊躇う気はなかったのだが。さすがにアルトリアには刺激が強かったらしい。乙女か、と揶揄してみたくなるが、それは我慢する。
むぅ、とむずがる桜。些か騒ぎすぎたらしい。俺は苦笑して桜の頭を撫でる。……来てしまったものは仕方がない。カルデアお留守番部隊が賑やかになるだけだ。
ランスロットの力があろうが、子供を戦場に連れて行く気はなかった。それに、デミ・サーヴァントの影響は体に負担が大きすぎる。無用な負担をこの小さな体に掛けるつもりはなかった。
「俺は少し寝る。二人とも席を外していいぞ」
「そうですか? なら……」
「では私達はレイシフトを利用し霊基の強化に努めていましょう。……シロウ、冬木にいた私との件は忘れていませんので」
「忘れろ」
忘れて。
「冬木での私との件……? オルタ、詳しく」
「やめろ。やめて。断食案件解除するから」
「ふっ」
勝ち誇るオルタ。どや顔のオルタにアルトリアは愕然とした。そんな! 私は!? そう言いたげなアルトリアに、はいはいお前も解除するから寝かせてくれと投げ遣りに言う。
俺が目を閉じると、青と黒のアルトリア達が満足げに退室する。
暫く黙って、静寂を保つ。一分ほどそうしていて、気配が完全に遠退いたのを感じると、俺は上体を起こした。
「よし、起きるか」
一分寝ました。寝た後に活動しないとは言ってない。桜をそっと抱えてベッドに横たえさせる。
ブーツを履き、患者服から戦闘服に着替える。射籠手はしないが、赤い外套は羽織っておいた。
関節を軽く回して調子を整え、さあ出るかと足を扉に向ける。すると俺が近づく前に、パシュ、と空気の抜ける音がして扉が開いた。
「あ、」
「? ――って先輩!? 起きて大丈夫なんですか!?
ど、ドクター! 来てくださ――」
「まあまあまあ」
や
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