第二話:茜色のサイヤ人
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SIDE:ネロ・ハバード
この星について頭を抱えるのは何度目になるのだろうか。
初めは主人公だろうカカロットがやってくるであろう地球だと思っていたが、育ての親の話を聞いて頭を抱えた。
この星の空や自然、そして人間を見ても前世でオレが過ごしていた地球と同一されるものだ。
しかし、圧倒的に違うとすれば今繁栄している”魔法文化”と”魔獣”。
自身の知る限りではこのような情報はなかったはずだ。
いや、もしかしたら作品上その設定とか出てこなかっただけでは…とか。
それとも神様が教えてなかっただけで、どこかの作品とのクロスオーバーという微レ存?
ねぇねぇ、カプセルコーポレーションとか武天老師とか知らない?あ、知らない?そっか。…そっかぁ…。
……育ての親だけではなく、この旅で出会った人たちにも聞いてみたが全部の答えはNOだった。また頭を抱えてしまった。
良く良く考えてみたが、オレがこの世界で意識が目覚めたときはこの既に星に居た。
戦闘民族サイヤ人に転生したとなれば自然と惑星ベジータとかにいるはずだが、居ないとなればオレは意が目覚める前に他の星の侵略として召われた飛ばし子にされたかもしれない。
…だが、星の住人抹殺命令されてもいなければ、オレが乗っていた可能性のある宇宙船のポッドの存在を確かめたこともあったが、それも見当たらなかった。
また一度、頭を抱える羽目になるのは言うまでもないことである。
ヤバイ…一応サイヤ人としての特徴のアレがあれど、オレが今生きているこの星のことや、宿命とかがわからねぇ…一体どうすりゃ……強くなろう(思考放棄)
そうして強くなろうと励み、オレが強くなろうと努力している所を育ての親に見られてから修行をつけられるようになった。
え?アンタ強いの?魔法?…えっ
魔法ってなんだよ気じゃねえのかよ。属性?…あっ、魔法ですねこれ。ドラクエ?大魔王とかいるパターン?
ねぇねぇ、魔法にメガンテという呪文とかある?え、ない?てかなんですかそれって?……知らない魔法ですって?
いやいや魔法とか生み出してないって…オレの属性は”無”?レア物?わっやったね。…どういうことだってばよ。
結局分からないことがまた分からなくなったじゃあないか(絶望)
そうして修行して勉強して何故か甘えて修行して風呂入って寝る生活を9歳までしていたら、ある絵本を手にとって絶句した。
『伝説の英雄サイヤ人と悪の魔道士の闘い』
…なぁんなぁんだこれぇはぁ…(白目)
★★★★★★★
「ネロさんは…家族とか…居る?」
教会に宿泊して1日目の夕方頃、食堂でみんな飯を食事(10杯だけおかわりしてなんとか我慢
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