暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第10話:New-type Airport
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った。

紅いアーマーは漆黒になり、豪奢な金髪も銀髪に変わっていたからだ。

「…ああ、久しぶりだなイーグリード」

「しばらく見ないうちに随分と変わったものだな」

「ある人に力を引き出してもらった。以前の俺と同じだと思っていると痛い目に遭うぞイーグリード」

途中のメカニロイドとの戦闘によってバスターの性能とアーマーの防御力も飛躍的に上がっていることをゼロはイーグリードに警告する。

「…そのようだな。しかし、力を引き出しただと…?」

一体どうやってだ?

ゼロは未解析な部分が多くパワーアップパーツを造ることすら困難だというのに。

「…イーグリード、お前を止めに来た。ハンターとして…友としてな」

「…ならばこちらも全力で相手しよう…我が友よ」

イーグリードのバスターから突風が放たれた。

ゼロは強化された脚力を活かして大きく跳躍することでかわし、バスターを構えてショットを連射する。

通常のショットも攻撃力が増加し、弾速も上がり、一度に発射出来る連射数も3発から5発に増えている。

「チッ!!」

舌打ちし、イーグリードは即座に飛翔することでショットをかわしていく。

ゼロの警告通り、以前のゼロとは性能が桁外れだ。

しかし空中戦ならこちらに利がある。

イーグリードの強みは360度を自在に駆け巡る戦闘能力であり、それは地上戦に特化したレプリロイドよりも多彩の行動を可能とし、敵を為す術なく粉砕する。

「チッ…ちょこまかと飛びやがって…」

縦横無尽に飛び回るイーグリードに舌打ちしながらもゼロは感覚を研ぎ澄ませる。

かつてのゼロなら苦戦は免れなかったろうが、今の自分なら…。

「そこだっ!!」

イーグリードの突進を見切り、カウンターの突きを繰り出した。

「ぐあっ…!!」

ゼロの拳が顔面に突き刺さる。

イーグリード自身の突進の勢いもプラスされていたためにダメージが大きく、一瞬気が遠くなった。

「喰らえっ!!」

吹き飛ばされたイーグリードに向けて炎を纏った飛び蹴りを喰らわせる。

直撃を受けたイーグリードは何度もバウンドして甲板の床に叩き付けられた。

「ぐっ…負けるわけにはいかん…!!」

ふらつく体を叱咤し、再び起き上がるのと同時に再び飛翔すると複数のオプションメカを放つ。

ゼロは連射性能が向上したバスターで撃ち落としていくが、爆煙が辺りを覆う。

後ろに気配を感じたゼロは右方向に裏拳を繰り出すが、それはオプションメカ。

「おおおおおおっ!!」

「ぐあっ!!」

真横からのイーグリードの突進の直撃を受けたゼロはダメージこそは大したことはないが吹き飛ばされる。

「やはり簡単にはいか
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