暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第10話:New-type Airport
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うな…そんな気持ちを抱かせる男だった。

老人はゼロの姿を認め、笑いかけた。

『君は…ゼロだったかな?』

「あなたは一体…?」

自分を認識し、話しかけているこのホログラムは生きているのか…?

驚愕しているゼロに老人は優しく話し掛ける。

『いつもエックスのことを…感謝している…これからもあの子を助けてやってほしいのだ』

「何故あなたがエックスを知っているのですか…?あなたは一体…?」

『…すまないが、それを言うことは出来ない……許してほしい…このカプセルにはボディパーツを遺した。細かい説明は省くが、エックスがこれを装着すれば、エックスの防御力を飛躍的に高めることが出来る…代わりにパーツファイルを受け取ってエックスに渡してほしい…後はこれをルインに』

老人がカプセルに1つのチップを映し出し、ゼロに見せる。

「それは…?」

『彼女のアーマー解除プログラムじゃ…これを彼女に使えば彼女の封印されたアーマーを解除することが出来る…私は残念ながらルインと同じように君の体の仕組みが分からない…故に君のパワーアップパーツが造れないのじゃ…申し訳ない』

「気にしないで欲しい。エックスにパワーアップパーツを…ルインには解除プログラムを渡しておく」

『すまない…しかし、君のためのパワーアップパーツは造れないが…君に秘められた力を解放することは出来そうじゃ……』

「何だって…?」

『このカプセルで力を解放するかどうかは君の自由だ。ただこのカプセルに入ればバスターの性能を引き上げ、アーマーの強度も格段に上がるはず…君ならこの力を正しい方向に…戦うべき敵に使ってくれると信じているよ…後は力を使う君次第じゃ…ゼロ』

それだけ言うと、老人のホログラムが消えていく。

「…………」

ゼロはしばらくカプセルを見つめるとその中に入る。

エックス、ルインは自分にとって掛け替えのない親友達。

ルインはエックスと比べれば付き合いは浅いが、ゼロにとっては大切な友であることには変わりはない。

今の自分ではシグマには勝てないのは分かっている。

ならば力を求めよう。

「あいつらは…俺が守る……」

カプセルの中で力が漲っていくのを感じる。

紅いアーマーは漆黒へと変わり、金色の髪は見事な銀髪へ変わった。

次にエックスのパワーアップパーツとルインのアーマー解除プログラムを入手。

それらを簡易転送装置でハンターベースへ転送すると、ゼロは銀髪を靡かせながらかつての友の元へ向かう。

途中のメカニロイドを殲滅しながら最奥へ進み、デスログマーの甲板にはイレギュラーとなった友がいた。

「ゼロ…なのか……?」

外見が変わった友にイーグリードは戸惑いを隠せなか
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