暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第8話:Abandoned Missile Base
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ディングから跳躍し、壁を蹴り上げるとエックス達と距離を取りながらアイスショットを放つ。

またショットガンアイスかと警戒したエックスとルインだったが、壁が凍結しただけだった。

そしてペンギーゴはアイスショットに気を取られていたエックスに向けて勢いよくスライディングタックルを喰らわせる。

「ぐっ!!」

がら空きの胴体に直撃を受けたエックスは勢いよく吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた。

「エックス!!」

エックスに注意が逸れたルインにアイスショットを数発放って上半身と下半身を凍結させた。

「っ!?」

「これでお前も終わりだなルイン。特A級のお前は氷像にしてシグマ隊長の献上品にでもしようと思ったが気が変わった」

「ペンギーゴ…!!」

「これで終わりだクワ!!」

エックスに繰り出したのよりも遥かに速いスライディングタックル。

もし直撃を受ければ凍結している部分が間違いなく砕け散るだろう。

「ルイン!!」

駆け寄ろうとするエックスだが、ダッシュでも間に合わない。

ペンギーゴがルインに接触する瞬間にルインの体から炎が上がり、FXアーマーに換装するのと同時にチャージされたナックルバスターの一撃が繰り出された。

「メガトンクラッシュ!!」

FXアーマー時に使えるナックルバスターによるパンチと火炎弾を同時に繰り出す技。

その威力はペンギーゴのスライディングタックルの勢いもプラスされ、ペンギーゴのボディの表面を破壊し、内部機関を露出させた。

おまけに弱点である炎を受けたことで、ペンギーゴのダメージは凄まじい。

「ア…ギギ…ル、ルイン…お前…何だその、能力は…」

自分の知るルインにそんな能力は無かったはずだ。

「アーマー換装システム。私には状況に応じて属性を持つアーマーに換装することであらゆる局面に対応出来るんだ。と言ってもこれはつい最近出来るようになったんだけどね」

「な、んだとお!?」

一体どういう改造を施したのだ?

エックスとゼロもそうだが、ルインもブラックボックスがありすぎて、パワーアップパーツを作ることもままならないというのに。

「うおおおお!!」

追撃のチャージショット。

今までのエックスなら戸惑ったかもしれないが、今のエックスは迷いを振り切っている。

エックスのチャージショットが動力炉に直撃し、ペンギーゴは機能停止した。

「すまないペンギーゴ…君の気持ちは理解出来ないわけじゃない。でも俺はシグマのやり方を認める訳にはいかない…俺は…イレギュラーハンターだから」

機能停止したペンギーゴにエックスは謝罪しながら、己の胸の内を吐き出した。

「エックス…」 

当然だが、機能停止してい
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