暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第8話:Abandoned Missile Base
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作するとメカニロイドを殴り、破壊する。

元々ライドアーマーは土木作業用として開発されたものだが、VAVAが戦闘に転用した事を機に各地で人型機動兵器として運用され、様々な発展機が登場することとなった。

新しく創設されたレプリフォース軍においても戦闘用の機体が開発されている。

そして向こうからはペンギーゴの部下であろうレプリロイドがライドアーマーに乗って突っ込んで来る。

「プラズマサイクロン!!」

ダブルセイバーをチャージし、勢いよく振るうと電磁竜巻が発生し、電磁竜巻は凄まじい勢いでライドアーマーに傷をつけていく。

そして電磁竜巻が消滅したのと同時にエックスがとどめとばかりにボロボロとなったライドアーマーにパンチを喰らわせ、破壊する。

空中の小型メカニロイドから放たれる攻撃に対し、エックスはライドアーマーから下りるとライドアーマーを盾にする。

こういう敵は自身で破壊した方が早いと判断してのものだった。

ルインはHXアーマーからFXアーマーに換装するとナックルバスターを構えた。

「エディットバスター!!」

バスターの銃口から発射されたショットは時折軌道を変えてメカニロイドを破壊する。 

これこそがFXアーマーの固有能力であるバスターエディット。

この能力によってショットの弾道を指定する事が可能にり、高い命中率を誇るのだ。

そしてエックスのチャージショットが残りのメカニロイドを次々に破壊し、全滅したのを確認するとルインはZXアーマーに換装し直して一息吐いた。

そして基地の最奥に辿り着く。

「エックス!!それにルイン!?」

驚いたようにエックスとルインを見つめるペンギーゴ。

「ペンギーゴ…何故こんなことをしたんだ…勤勉だった君が…!!」

「何故…か…人型であの爺さんのお気に入りのお前に言っても理解出来ないだろうさ」

「………」

「エックス、お前はレプリロイドとして自分の境遇に不満を抱いたことはないのか?俺はあるぞ」

「不満だって…?」

突然のペンギーゴの言葉にエックスは目を見開いた。

「俺は見た目から分かるようにペンギン型のレプリロイドだ。寒冷地での活動に特化したな…高みを目指そうにも俺に与えられた特性のために配属されるのは人間や動物もあまり暮らしていない寂れた寒冷地ばかりだ。ペンギン型のレプリロイドであるだけで俺は人間達に多くの可能性を否定されていた」

「ペンギーゴ…」

「寒冷地特化型だからとは言え、本当に寒冷地でしか活躍出来ない訳じゃない!!何度か俺と作戦を共にしたお前らなら分かるだろう!!それなのに人間共は俺のスペックを理由に何時までもこんな寒冷地に押し込めやがって!そんな俺の悔しさをシグマ隊長は理解してくれ
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