第七千五百七十五話 江戸時代でも
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第七千五百七十五話 江戸時代でも
今度は南座で歌舞伎を観ました、ですが。
岩藤を観てです、ポーランドは日本に言いました。
「自分が悪いのに祟るん?」
「それだけ性根が悪いということです」
日本はポーランドにこう答えました。
「だからです」
「それで怨霊になったんやね」
「はい、他の作品でもです」
「歌舞伎では怨霊多いんやね」
「そうなのです」
「あの、何かですね」
リトアニアも日本に言います。
「歌舞伎でも妖怪よりもです」
「怨霊の方が恐ろしいですね」
「そう思いました」
「土蜘蛛や鬼も出ますが」
他には九尾の狐も出ます。
「言われてみますと」
「歌舞伎でも怨霊が一番恐ろしいですよね」
「どうしても」
「何かもっと怖い作品ありそうだしーー」
ポーランドは歌舞伎の本を読みつつ言いました、そこには確かに岩藤以上の怨霊が書かれていました。
第七千五百七十五話 完
2019・2・10
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