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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第7話:Prototype Weapons Plant
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全に不意を突かれたナウマンダーは直撃を受けてしまい、感電によって動きが硬直する。
その隙を突いて、セイバーの衝撃波を繰り出すとナウマンダーの鼻を斬り落とした。
「エックス!!」
ルインが振り返ると、既にエネルギーのチャージを終えているエックスがバスターを構えていた。
「これで終わりだ!!」
エックスのバスターから放たれたチャージショットがナウマンダーの頭部に炸裂した。
チャージショットはナウマンダーの頭部を粉砕し、頭部を失ったナウマンダーはヨロヨロと後退すると仰向けに倒れて機能停止した。
「勝った…」
安堵の息を吐きながらセイバーを下ろすルインにエックスが歩み寄る。
「ルイン、大丈夫か…?」
「うん…ナウマンダーが思っていたより単細胞で助かったよ。」
ルインはセイバーを握り締め、セイバーで機能停止したナウマンダーの腹部を斬り裂いて内部機関を露出させた。
こういう剥ぎ取るような行為には抵抗を感じるが現在は非常事態のために仕方ないだろう。
「ルイン…何を…?」
既に動かぬナウマンダーの腹部を斬り裂いたルインにエックスは複雑そうな表情で尋ねる。
ルインはナウマンダーの無駄に膨らんだ腹部からDNAデータを採取する。
一時期ケインの元にいたルインはエックスの能力を知っているための行動だ。
武器可変システム。
エックスにはバスター内の端子にDNAデータを組み込むことで特殊攻撃を会得することが出来るのだ。
「エックス、バスターを見せてくれる?エックスのバスターにナウマンダーのDNAデータを組み込むから」
「な、何をする気なんだ?」
自分のバスターにナウマンダーのDNAデータを組み込もうとするルインにエックスは戸惑う。
「エックスのバスターの端子にナウマンダーのDNAデータを組み込んでバスター内の予備の武器チップにインストールすることでナウマンダーの火炎攻撃が可能になるはずなの…だから」
「DNAデータを組み込むって…出来たのか?俺のバスターにそんな機能があるなんて初めて聞いたぞ?」
「私もケイン博士に聞いただけだからね…多分理由としては大した敵も存在いなかった当時に教える必要はないと思ってたんだよ…」
ルインはDNAデータをエックスのバスター端子に組み込んでいく。
自分の武器にも組み込もうとは考えたものの、容量の問題で不可能なのだ。
ルインが老人に引き出された新たな能力であるアーマー換装システムによって更に拍車をかかっているのだ。
「出来たよ。エックス、バスターにナウマンダーのデータを組み込んだからナウマンダーの火炎攻撃…ファイアウェーブが使えるようになったはずだよ」
エックスはバスターに意識を集中さ
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