暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第6話:Lunch time
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
どが存在しないのだから、その道具を集めるのは大変だっただろうに。

「えっと…コーヒーミルと、ドリップ用のフィルターはケイン博士から貰ったの」

「ケイン博士から?じゃあ珈琲豆はどういう経路で入手を?」

「レプリフォースにアイリスっていう知り合いがいるの。レプリフォースの研究所で作られた豆を分けてもらったんだ。」

「ルイン、君って結構友好範囲広いよね…」

「そう?ゼロだってレプリフォースに知り合いがいるし、普通じゃないかなあ?」

「はは…それにしても凄いな…映像じゃない本物の珈琲を見るだけじゃなく飲めるなんて…ありがとうルイン。」

「どういたしまして♪砂糖とミルクもあるから入れたくなったらどうぞ♪私は早速カフェオレにして飲むけど」

そう言うと、ルインは自分の珈琲に砂糖とミルクを入れて一口飲んだ。

「ありがとう…」

礼を言ってエックスも珈琲を一口飲むと苦くて柔らかい風味が口の中に広がる。

「どう?」

「美味しいよ。本当にありがとうルイン」

尋ねて来るルインにエックスは口元を綻ばせ、彼女の思いやりに身も心も温かくなったような感覚を覚える。

「エックス」

「ん?」

「一緒に頑張ろうね」

「ああ、必ずシグマを倒そう…それと、ルイン」

「何?」

「平和になったら俺とゼロと君の3人で一緒にこれを飲もう」

エックスの提案にルインは面白そうに笑う。

「そうだね!!ゼロだけ仲間外れなんて可哀相だしね。珈琲ならゼロも飲めるだろうし、ハンターベースの屋上がいいかな?それとも…」

「誰もいない静かな野原でするのもいいかもな」

「うん」

エックスの微笑にルインも満面の笑みで返した。

平和な世界で一緒に今度はゼロを含めた3人で一緒に贅沢なお茶をしようと約束した。

そして昼食を終えて司令室に入るとケインと金髪とピンクのアーマーが特徴的な女性型レプリロイドがいた。

レプリロイド工学員の制服とも言える白衣を纏っていることから研究者であることは分かる。

「誰だ…?」

「え?エイリア!?何でここにいるの!?」

エックスは見慣れない女性型レプリロイドに戸惑うが、彼女の姿に思わず目を見開くルイン。

「ルイン!?良かった…あなた無事だったのね…まさかこんなことになるなんて思わなかったけど…」

「そりゃあね…エイリアも無事で良かったよ…あ、エックス。彼女はエイリア、私がケイン博士と暮らしていた頃に出会って、妙に気が合って友達になったの」

「そ、そうなんだ…えっとよろしくエイリアさん」

「エイリアでいいわ。私はこれから臨時オペレーターとしてあなたとルインをサポートすることになったから、あなたともある程度親しく
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ