真名開示 エミヤシロウ
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れでも、また立ち上がる。彼はそういう男だった。
故に――アルトリアは彼を心配しない。代わりに彼女は沈黙する青年へ告げた。
「ロマニ・アーキマン」
「っ」
「貴方は、魔術王ではない。人間だ。なら、気に病むばかりではいけない。それを罪だと思うのなら、起きた彼に一言謝ればいい。それが友人というものでしょう」
「――は、はは。まったく、敵わないなぁ……」
ロマニは力なく笑い、
そして冬木の特異点は、消え去る。この寄り道が、幸となるか、不幸となるか――人間の彼らに知る術はない。
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