暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第4話:THE DAY OF Σ U
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メンテナンスを終えて、メンテナンスルームのメンテナンスベッドに横たわりながらゼロはルインに話し掛ける。
「シグマとの会話のことだが…」
「っ…聞いてたの?」
「…ああ」
ルインの問いに少し間を置いてからゼロは頷いた。
「そっか…ごめんねゼロ」
「何がだ?」
「何がって…私、黙ってたんだよ?エックスやゼロにも自分のことを…」
「言いたくないことなど誰にでもあるだろう。経歴にしても俺やエックスも誰に造られたかは分からない。俺もイレギュラーハンターになる前は何をしていたかは何1つ思い出せないしな…例えお前の元が何だろうとお前はお前だろう」
「…うん……ゼロ」
「何だ」
「ありがとう…」
「礼を言われるようなことはしていない。エックスが目を覚ましたらシグマを止めるぞ。俺達の手で」
傷付いてこんな状況になっても、ゼロの力強さが変わらないことにルインは頼もしいと思う。
「うん…私達はイレギュラーハンターだからね」
戦いの火蓋は切って落とされた。
こうしてエックス達は長い長い戦いへと身を投じていくことになる。
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