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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第4話:THE DAY OF Σ U
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バーの衝撃波はブレードで掻き消した。
「そのセイバーの威力は大したものだ。直撃を受けたならば、私もただでは済まないだろう。」
シグマはそう嘲笑うとブレードを構えるのと同時に一気に距離を詰めて斬り掛かって来た。
体勢を整えてルインはセイバーでブレードを何とか受け止める。
「ぐっ…くぅぅ…!!」
鍔ぜり合いで少しずつ体が後退していく。
武器の出力は殆ど互角…チャージが出来る分、攻撃性能は上かもしれないが、使い手自身のパワー出力が違い過ぎる。
こちらは限界までアーマーやフットパーツの出力を出しているというのにシグマにはまだ余裕がある。
「どうした?私を止めるのだろう?その程度の力では私を止める事など出来んぞ!!」
シグマの額の内蔵型バスターからショットが発射された。
完全に不意を突かれたルインは咄嗟に身体を捻って回避するが、利き腕を損傷してしまう。
シグマはブレードを振るい、ルインの体に横一文字の傷をつけた。
「が…は…っ!!」
傷口を押さえて、床に膝を着くルインをシグマは冷たく見下ろす。
「ここまでのようだなルインよ」
「シグマ…っ!!」
シグマを睨みつけるルインだが体に違和感を感じ、不快感と痛みが同時に体を襲う。
「か、体が……ま、まさか…!?」
「そうだ。私のΣブレードにウィルスを仕込んでおいたのだ。どのような頑強なレプリロイドであろうと簡単に停止するほどのな」
「くっ…ウィルスなんて…シグマ…あなたはどこまで堕ちれば気が済むんですか…」
「ふっ…だが、予想はしていたが私はお前に驚愕している。ルイン、お前が機能停止せずにいられるはずがない程のウィルスを受けたというのに、お前は活動している。そのようなことは有り得ないというのに…」
「………」
「エックスとゼロもそうだが、私はお前にも興味がある…誰が開発したのかも分からない。内部機関にかけてはブラックボックスの塊。エックス以外のレプリロイドにあるはずのない…人間の“成長する”能力。どれを取っても、お前は従来のレプリロイドとはかけ離れている。ルイン、お前は一体何者なのだ?」
「え…?」
シグマの言葉に目を見開くルインだが、シグマは構わずに言葉を続ける。
「……奇妙なことだ。経歴が分からないレプリロイドは数多く見てきたが、これほどまでにデータがないレプリロイドはいないだろう。お前の経歴を探しているうちにいくつかの重要なセキュリティを突破することになったが………驚いた、ルインというレプリロイドはどこにも存在しないということに」
「……っ!!」
シグマのその言葉にルインは動揺する。
「もう一度聞く。ルイン、お前は何者なのだ?」
「………」
「
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