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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第3話:THE DAY OF Σ
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ドのイレギュラーが多いよね」
「ああ、作業用メカニロイドだから、非常時のために装甲が異常に固いのも厄介だ」
「エックスのチャージショットも通用しなかったしね。いくら作業用でも固すぎるのも考え物だよ」
少なくともゼロが至近距離で攻撃して脚部を脆くしてくれたおかげでようやくチャージセイバーで両断出来たのだ。
イレギュラー化した時のためにもう少し装甲を薄くしてもらいたい所だが、それだとイレギュラー化以外の非常時の際に困ることになるので悩むところである。
「ああ…」
3人は今回の事件のことで会話をしながらハンターベースへと戻っていく。
「メカニロイドのイレギュラー。今月で7件目だな」
「隊長はその件でケイン氏に?」
「ああ、そうらしい」
ハンターベースに戻り、通り過ぎていく隊員達の会話に耳を傾けていたエックスは今まで思っていた疑問を口にする。
「イレギュラーか…どうしてイレギュラーは発生するんだろう?」
「え?イレギュラーの発生原因?そりゃあプログラムのエラーや電子頭脳の故障とか…」
「他にもウィルス等の問題もあるが、基本的には俺達レプリロイドの高度な情報処理能力の…いわばツケだな」
「ん?ねえ、あれって」
ルインが指差した先には、ハンターベースの保安要員に連行されている紫を基調にしたアーマーのレプリロイドの姿があった。
「VAVAだ…大方また揉め事でも起こしたんだろう。同じハンターでもエックスやルインみたいにいつまでも甘い奴もいれば、VAVAみたいにイレギュラーすれすれの奴もいるってことだ。」
「…………」
「でも、VAVAも人間臭いところあるよね」
「え?」
予想外の言葉にエックスの目は見開かれた。
「何でか分からないけどそう思う」
「奴を人間臭いと思うのはお前くらいだろう。」
ルインの発言に呆れたように言うとゼロは部屋のある場所とは別方向に向かう。
「あれ?ゼロ、どこ行くの?」
「トレーニングルームだ。エックス、ルイン。お前達はどうする?」
「私は部屋に戻るよ。多分メカニロイドの暴走のことで召集が来るだろうし。それにちょっと寄りたいとこもあるしね」
「俺も部屋に戻るよ。」
「そうか…」
3人はそれぞれの目的地に向かう。
一方その頃、Dr.ケインの研究所ではケインとシグマの密会が行われていた。
「最近、騒がしいようじゃな?」
棚に置かれてある自身が幼かった頃から大切にしていた玩具の整理をしながらシグマに尋ねる。
レプリロイドの生みの親として世界に名を轟かせている彼は、イレギュラーハンターを設立した後も度々ハンターベースを訪れ、ハンター達のメンテナンスやイレギュラー発生
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