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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第2話:ロックマンX
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うにハンター失格だ……。」

「うーん……でも私は、エックスのそう言う優しい性格も悪くないと思うよ。あのペンギン君やシグマ隊長達のような戦闘型よりも…君ならきっと違う視点でイレギュラーを見ることが出来るんじゃないかな?」

「え?」

「私もね、ケイン博士と同じようにエックスを信じてる…エックスならイレギュラーに対してのハンター達の指向も上手く変えてくれる可能性を…ね…」

「ルイン……」

「優しさが弱点になるなら私がそれを補ってあげるよ。私とエックスのコンビネーション。即興にしては上出来だったよね!!」

「うん。君が俺に合わせてくれたからね…助かったよ」

「どういたしまして、これからはエックスがバスターでイレギュラーを牽制して私が決めていくってことで」

ルインの言葉にエックスも笑みを浮かべた。

「それにしても…君の言うペンギン君ってペンギーゴのことかい?」

「え?当たり前じゃない。ペンギン型なんてペンギン君の他に誰がいるの?」

2人は朗らかに笑いながら会話を弾ませていく。

「やれやれ…」

今回のペンギーゴの言葉を気にしているのではないかと思って屋上にやって来たゼロであったが、ルインと共に笑っているエックスを見ると杞憂だったようだ。

「ルイン…不思議な奴だな…」

まだ数週間しか交流してないが、エックスのように人間臭く、レプリロイドなのに幽霊のような非科学的なものに怖がるような奴だ。

後、ワクチンを摂取する際は必ず逃げ出そうとしてルインが風邪を引いた時、ワクチンを飲ませるのが大変だった。

『ほれ、お前さん達のワクチンじゃ』

ケインがエックス、ゼロ、ルインに渡したのはナノマシンを粒子状にした粉薬のようなワクチン。

どういう訳かエックス、ゼロ、ルインの3人が同時に風邪を引いたためにケインが3人のために作ったのだ。

レプリロイドだってバグ等の原因によって風邪に近い状態となることがある。

通常のレプリロイドはワクチンプログラムを使えば治るのだが、エックスとゼロとルインは他のレプリロイドとは違い、未解析な部分が多いためにナノマシンを使ったワクチンを使わなければならない。

『ありがとうございますケイン博士…。』

少し怠そうに言うエックスは微熱。

『頭が痛くてイライラしていたところだ。助かる』

熱は無く、頭痛程度で済んでいるのがゼロ。

『………………』

『ルイン?どこに行くんだい?君もワクチンを飲まないと』

ワクチンを摂取し、通常の状態に戻ったエックスがワクチンを摂取しないでこっそりと部屋から出て行こうとするルインを不思議そうに見つめる。

ルインは3人の中で一番症状が酷いので誰よりもワクチンを摂取しなければなら
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