暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第1話:イレギュラーハンター・ルイン
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るまでの間、エックスに自分の相手をするように言った。
「はい。それじゃあ…ルイン…行こうか?」
「あ、はい!!」
エックスに促されたルインは自分の先輩であるエックスと共にシグマの部屋を後にする。
部屋を後にしたルインはエックスの隣を歩きながらエックスをチラチラと見ていた。
「(本物…本物のエックスだ…)」
理由は覚えていないが、ずっとずっと実物を見てみたいと思っていたから感激も大きい。
エックスもエックスでルインの容姿を見ていた。
現時点の現存するレプリロイドとは違う細身のアーマーを身に纏っているが、腰にまで届く金髪とアーマーの色も相俟って自分の先輩であり、親友の兄妹型ではないかと思ってしまうのだ。
「あの、エックス…先輩ですよね?ケイン博士から話は聞いてますけど…」
「そうだよ。でも先輩は止めてくれないかな?そういうのは少し苦手なんだ…それから敬語はいいよ。」
「うん、分かった」
苦笑しながら言うエックスにルインは頷く。
しかし視線を感じて周りを見れば他のレプリロイド達がチラチラとルインを見ていた。
次々と自分に刺さる視線にルインは微妙に居心地の悪さを感じる。
「ね、ねえ…何かみんな私のことジロジロと見てるんだけど…私…何かやらかしちゃったかなあ?」
自分は何かしてしまったのだろうかと不安になり、エックスを見上げる。
エックスもルインの不安に気付いて苦笑を浮かべながら首を横に振る。
「ああ、違うよ。大丈夫、君は何もしていないよ…多分君の容姿があるレプリロイドに似ているからだよ。」
「え?私に?」
「そう、名前はゼロ。俺の大切な親友で先輩だよ…まあ、君にとっても先輩になるんだけど」
「親友…」
そういえばこの姿の元になったモデルZXはゼロをベースにした姿だから自分がゼロに似ているのは当然かもしれない…。
しばらくエックスと共に通路を歩いて訓練所に辿り着くと、そこには紅のアーマーと腰にまで伸びた金髪が特徴のレプリロイドである特A級ハンター・ゼロがいた。
そしてその隣にはゼロと自分と同じく特A級ハンターであるストーム・イーグリードと呼ばれるレプリロイドもいる。
「ん?おい、エックスの隣にいるのは…もしかしてお前の兄妹型か何かかゼロ?」
「何?」
イーグリードの言葉にゼロはエックスの隣にいるルインに視線を遣ると、ルインはルインでジッとゼロを見上げていた。
「久しぶりですイーグリード。彼女はルイン…今日からこの第17精鋭部隊に配属されることになったんです」
「ほう?いきなり精鋭部隊に配属されるとはな。それで彼女のランクは?何級だ?」
「い、一応特A級です。イーグリード先輩とゼロ先輩と同じ…
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