強えええ!してみたかったんだね士郎くん!
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笑を深めた。
「遺言はそれか? ――壊れた幻想」
薄紅の花弁が四枚、男を包み込み。老神父を三枚の花弁が保護する。
瞬間。
――教会を根刮ぎ吹き飛ばす、甚大且つ大規模な爆発が轟いた。
「流石です先輩。……流石です」
気絶させられた言峰綺礼を担いだマシュの、なんとも言い難い顔に出迎えられ、衛宮士郎は皮肉げに首を竦めた。
若々しい言峰綺礼の令呪は色を失っている。アサシンが全滅した証だ。跡形もない教会に呆然とする老神父を置き去りに立ち去りながら、衛宮士郎は魔術王と盾の少女に飄々と嘯いた。
「効率的だろ? 何はともあれ任務完了、次に移る」
ああ、と士郎は黒ずんだ右手を擦りつつ、お約束を宣った。
「言峰綺礼、ゲットだぜ」
「マスターの現地調達なんて君しかしないよ」
ロマニの呆れたようなツッコミは、優雅に聞き流された。
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