猫娘と神野区異変編
NO.091 真実
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ックが抜け切れていないオールマイトは素直に個性で強化された拳を頬に食らって吹き飛ばされてしまう。
「俊典!? ええい、今は真偽を確かめることも不可能なんだ! とりあえずはこの脅威を退ける事しかできないとは……!」
オール・フォー・ワンに個性による蹴りを見舞うグラントリノであったが、それもなにかの個性で防がれてしまう。
「無駄だよ! 僕は誰にも倒せない! さぁて、どの個性を使おうかな?……何が使えるのかな?……まるでビックリ箱だね。自分ですらなにを使うか判断できない」
「オール・フォー・ワン!!」
そう言いつつオール・フォー・ワンはなんとか立ち上がって向かってくるオールマイトに向けて無茶苦茶に色々な個性を使ってオールマイトを傷つけていく。
「ぐぁっ!?」
「ぐぅう!!」
それでまたしても吹き飛ばされる二人。
そしてオール・フォー・ワンは手をかざして、
「これは、使えるかもしれないね……」
なにかの力を溜めていくオール・フォー・ワン。
当然避けようとするが、
「避けてもいいのかな……? 君の後ろには助けを乞う人がいるよ?」
「ッ!?」
言葉通りにオールマイトは後ろを振り向くと瓦礫に埋まりながらも助けの言葉を出している人の姿があった。
グラントリノが助けようとするが、
「遅い!!」
ついに放たれた衝撃はオールマイトに向かって走る。
オールマイトは避けることもできずに直撃を受ける。
そして、
「まずは、惨めな姿を晒せ。オールマイト。これで僕とお相子だ」
そこには血だらけの拳を構えながらも、マッスルフォームからトゥルーフォームに戻ってしまっていてボロボロな姿のオールマイトが立っていた。
空には取材のヘリも飛んでいて、オールマイトの姿は全国中継に晒されてしまって困惑の言葉が各地で不安とともに伝播するのであった。
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