第七千五百六十九話 都をもうけても
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第七千五百六十九話 都をもうけても
あらゆる宗教の結界を張ってそのうえで怨霊から守る手段を講じた平安京でした、ですがそれでもだったのです。
「この天満宮の方もそうでしたが」
「他にも怨霊いたんやね」
「そのことに悩まされてきましたか」
「そうでした」
この頃のことをです、日本はポーランドとリトアニアにお話します。
「あわわの辻には怨霊の百鬼夜行が出ました」
「怨霊が百人おったん?」
「はい、名だたる方々が」
どの人も日本がよく知っている人達でした。
「藤原氏に怨みを持っていて」
「都の結界意味なかったん?」
「それを越える怨念があったのかと」
日本が思うにはです。
「そのせいで」
「怨霊が行列為してたんやね」
「想像するだけで恐ろしい光景ですね」
実際に想像して言うリトアニアでした。
「悪夢の様な」
「ご覧になられない方がいいです」
日本もこう言います、都の幾重もの結界をも越えて出て来ていたのが怨霊だったのです。それだけ凄まじい力を持っていたのです。
第七千五百六十九話 完
2019・2・7
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