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ゼロの使い魔 ーエルフの使い魔はインファントの守護神ー
序章 ファイナルウォーズ
2話 オペレーション・ファイナルウォーズ(中編)
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指すはマザーシップ突入の際に使った轟天号へ。

「ンフッフッフッ……………!」

「………哀れなモノだな」

「!?」

一方、笑いながらも倒れたままの統制官に誰かが声をかけてくる。

「メトフィエス………何故、ここにお前が……?」

「こんな結果になるなら、司令官のする通りにするべきだったね。あの時司令官に言われた筈だ。力に頼る者は力によって滅びると」

「ぐっ………」

近づいてきた『メトフィエス』と呼ばれるX星人に指摘を受けた統制官は血がついた顔を歪める。

当初、X星人は『アンギラス』や『ラドン』などの怪獣達を世界中に解き放ち、それを自分達が消したかのような芝居を演じたことで地球の救世主として振る舞うことで味方の振りをし、醍醐を始めとした要人を密かにすりかえることで地球制圧作戦を進めていた。

しかし、尾崎達によりこの作戦は見破られてしまう。結果、秘密裏かつ悠長に計画を遂行していたX星人司令官を当時参謀だった統制官が射殺したことで高性能の戦闘機とコントロールした怪獣達で地球総攻撃という過激なやり方へと変更したのである。

「あげくの果てに相手が貴様と同じカイザーだったとはいえ、散々家畜呼ばわりした地球人に負けるとは……見苦しいな」

「……ンフッフッフッ。だが、家畜の奴らだけ生き残らせはせんぞ……。道連れにしてやる………」

X星人と彼等と地球人のハーフであるミュータントの中には、何万分の1の確率で『カイザー』と呼ばれる最強の存在が誕生する。この世界には尾崎とX星人統制官の二人がカイザーとなっている。

同じカイザーだったとはいえ、あれ程自分が家畜呼ばわりした地球人に負けたことを責めるメトフィエスだが、統制官は笑いながら言い返す。彼の頭の中は地球人達との道連れのことにしかもうなかったのだ。

「………貴様は本当にわかってないな」

ガチャッ!

「!?」

最後まで地球に対して悪あがきを続ける統制官にメトフィエスは何と光線銃を構えた。

「な……何をする気だ!?」

「確かに我々は貴様の言う通り地球人のミトコンドリアを摂取していかなければ生きていくことは不可能だ。だが、力ずくで奴らを屈服させ本当に家畜化させようとした結果がこの様だ。我々は負けた。もう言うまでもないだろう。司令官のやり方で計画を進めいれば目的のミトコンドリアも簡単に手に入っただろうに………。そのチャンスを貴様は潰したのだ、その責任はとってもらう」

「!!?、ま………待て!!」

「さらばだ」

ビュゥン!

「ぐぉぉっ…………!!?」

メトフィエスは統制官に光線銃を撃つ。何とメトフィエスは統制官を射殺してしまったのだ。

「エンダルフ」

「はっ…………」

統制官を射殺
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