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提督はBarにいる。
やっぱ冬は鍋でしょ!・その4
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り落ちそうな状況だったからな、あの頃は。

「……すまん」

「いいよいいよ、提督が上から戦果をせっつかれてたのは知ってるし、さ」

「それに、厳しくせざるを得ない状況下でも無茶な進撃等は絶対にさせませんでしたから。その頃から信頼してます」

「それに今の皆を見れば、この鎮守府の艦娘は幸せだって解るでしょ?」

「“皆”は救ってやれなかったがな……」

 加賀、そして初期艦の五月雨。この大鎮守府へと成長させた中で失った艦娘が2人だけというのはかなり少ない筈だ。優秀だ、名将だと褒め称えられるだろう。だが、だがそれでも、全てを救う事は叶わなかった。

「あ〜もう、しんみりした空気はヤメヤメ!」

 川内が徳利に口を付けて、グビグビと飲み始めた。

「今日は飲むからね、付き合ってもらうよ提督!」

「へいへい」




 それから数時間後、ペース配分を誤った川内が暴走気味に飲みまくり、早々に潰れてカウンターで突っ伏してイビキをかいていた。

「やれやれ、川内ちゃん寝ちゃったし私達もそろそろお開きにしよっか?神通ちゃん」

「そうね。……提督、何か持ち帰れる鍋物を作って頂けますか?」

「あ?別に構わんが……明日の朝飯か?」

「いえ、姉さんが警備班の娘達に何か差し入れようと言っていたので……代わりに」

「成る程、それで身体の温まる鍋か……よし、ちょっと待ってな。急いで作るからよ」



《お手軽簡単!白菜と厚切り豚バラのトロトロ煮込み》※分量4人前

・豚バラ肉(ブロック):400g

・白菜:1/2個

・ウィンナー(またはベーコン):200g

・塩(下味用):小さじ1/3

・コショウ(下味用):少々

・ニンニク:2片

・白ワイン:200cc

・水:400cc

・塩:小さじ1/2

・黒胡椒:少々



 豚バラと白菜の組み合わせの鍋物と言やぁ薄切り肉を白菜と交互に重ねたミルフィーユ鍋が定番だが、今回は敢えて厚切りの豚バラと煮込んで食べ応えもある煮込み料理にしよう。豚バラは4〜5cmの厚さに切って、塩・コショウを刷り込んでおく。白菜は芯を残して縦半分に切る。ニンニクも縦半分に切って、芽を取り除いておく。

 フライパンに油を引き、豚バラの脂身を下にして強めの中火で2〜3分焼いていく。脂が出てきて脂身に焼き色が付いたら肉を転がしながら、全体に焼き色がつくまで更に3〜4分焼いていく。

 肉が焼けたら取り出し、脂が残った状態で白菜を焼いていく。全体に軽く焼き色が付いたらOKだ。

 白菜が焼けたら取り出しておいた豚バラと一緒に鍋に移し、ニンニクと白ワインを見送り火にかける。煮立ってきたら水、塩、黒胡椒を入れて加熱。再
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